成功者は卒業文集の時点で異端な文章を書いていた!スポーツ選手・芸能人・2ちゃんねる創業者など10人の卒業文集
netgeek 2015年9月5日
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(1)「僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の1つです。とにかく一番大きな夢は、プロ野球選手になることです。」
鈴木一郎。そうイチロー選手の卒業文集だ。「一週間で友達と遊べる時間は五、六時間」ということで、イチローは子どもの頃から人並み外れた努力をしてきたのだ。ドラフトではオリックスに入団し「中日ドラゴンズか、西武ライオンズ」という夢と「契約金は一億円以上」という目標は達成できなかった。しかし、今ではメジャーの第一線で活躍する超一流選手となっている。
(2)「ぼくはこの大会で『観客に感謝したい』という気持ちを学びました。これからもスケートを続けていろいろな事を学んでいきたいです。」
ソチ五輪フィギュアスケート金メダリストの羽生結弦選手の卒業文集。「絶対に優勝してやる」「観客に感謝したい」と子供の頃から思い続けたことが、今の彼の原点になっている。
(3)「苦しい練習も絶対にあきらめずに全力でとりくんでいこうと思います。
夢は世界チャンピオンになることです。」
男子テニス世界ランキング4位、錦織圭選手の卒業文集。「絶対勝つぞ」「絶対あきらめずに」という言葉が、現在の彼のプレースタイルと重なる。このままいけばきっと世界チャンピオンになれるはずだ。
(4)「自分で選んだ一つの大事な目標が向こうから私を救ってくれるのだ」
これは元サッカー日本代表の中田英寿が14歳の時に書いた詩。「夢があればどんなに辛くても頑張ることができる」という意味だろうか。奥が深い…。
(5)「世界一強くて、世界一好かれる選手になりたいです。」
プロゴルファーの石川遼選手の卒業文集。彼は、将来自分が進む道を事細かく書いており、これらは実際に現実になっていく。2007年、高校1年でプロのツアーで初優勝。2009年、高校3年で賞金王に。最近は故障や不調に悩まされ、「夢です」と書いた「マスターズ優勝」は成し遂げていないが彼ならきっとできるはずだ。
(6)「世界一になるには世界一練習しないとダメだ。だから今ぼくは頑張っている。」
これは、現在セリエAで活躍する本田圭佑選手の卒業文集だ。2013年、セリエAのACミランに移籍が決定。背番号は10番だった。「ワールドカップで日本を優勝に導く」という夢も早く叶えてほしい。「世界一になるには世界一練習しないとダメだ。」という言葉がグッとくる。
(7)「中学生になったら、テレビに出られるように、オーディションを受けたいと思っています。」
ここからは芸能界で活躍する人の卒業文集。元モーニング娘。の加護亜依さん。「必ず夢を実現させます」と決意しており、実際に歌手になる夢は叶った。しかし、「20才までには若いママになって、歌を止めようかなと思っています。それまで一生けん命、歌を歌ってゆきたいと思っています。」と卒業文集で書いた人生とはかけ離れた人生を歩むことになる。
(8)「どうですか。将来の私は、歌手になっていますか。」
Perfumeののっちの卒業文集。「私は初め、歌が好きで歌手になりたいな。と、思っていました。だけど今は違います。いまはみんなに自分の歌を聴いて欲しい。自分の歌で人をはげましたり、感動させたり、楽しい気持ちにさせたりしたくて、歌手になりたい、と思っています。どうですか。将来の私は、歌手になっていますか。」。彼女の夢は、中田ヤスタカという天才との出会いによって叶うことになる。
(9)「私たちがお笑い界の帝王となるのです。」
お笑いコンビ・ナイティナインの矢部の卒業文集。お笑い芸人なだけあって、他の卒業文集とは違って笑える要素が多い。ベーブルースとは野球選手の名前ではなく、ナイティナインの2つ芸歴が上の先輩「ベイブルース」のことを指している。残念ながらベイブルースはメンバーの死去によって解散した。いつかダウンタウン、とんねるず、ビートたけしを超えてお笑い界の帝王となる日は来るのだろうか?
(10)「人の役に立つ職業には入りたくない、ひねくれ者なので」
最後に、2ch創業者・西村博之氏の卒業文集だ。彼の独特の言い回しは、小中学生の頃には出来上がっていたようだ。そして、今と変わらぬひねくれ者だったのが分かる。「入りたい会社のこうほは、N社M社B社の三つのどれかにしようと思っている。人の役に立つ職業には入りたくない、ひねくれ者なので、これぐらいしか職業は、やっぱり、うかばない物であった。 」。
N社というのは任天堂かナムコ、M社はメサイア(ゲームメーカー)、B社はバンダイを指しているという説が濃厚だ。やはり、「人の役に立ちたくない」という彼が生み出した2chは「人の役に立たない」ものなのだろうか?
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以上、有名人10人の卒業文集。心に刺さるものから笑ってしまうものまであり、なにより書いた本人の今と比べるととても興味深かった。
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