任天堂とバンダイの間で戦争が起きそうになったとき両社が取った対応が神がかっている
netgeek 2015年6月8日
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任天堂とバンダイに関する過去の逸話が新聞に掲載され、それがTwitterで拡散されている。有名な話なのですでに知っている人も多いとは思うが、改めて紹介しておこう。
6/7、TwitterユーザーのPMR1さんは新聞の写真をアップし、こんなツイートを投稿した。なんと、任天堂とバンダイの間にはこんなことがあったのか!
任天堂の山内溥元社長の金額が書かれていない小切手を渡す度胸もさることながら、被害に遭ったバンダイの「0」と書いて返す男気あふれる対応もかっこいい。かっこよすぎる。
特に山内溥元社長については、任天堂を大企業に育て上げただけあって数々の逸話が残っている。
強面な見た目と強烈な毒舌、ワンマン経営のスタイルからついたあだ名は「組長」。今の経営者にここまで傍若無人で個性的な大物がいるだろうか。
冒頭のツイートは5,000リツイートを超えて拡散され、あまりにも爽快なエピソードだと注目を集めた。
まるで映画や小説の中に出てきそうな話ではないか。
しかし、一方でこんな意見も…。「今のバンダイは昔とはすっかり変わってしまった!」
高い志を持って事業に取り組んでいたイノベーター達は会社の成長とともにいなくなっていく。会社は年月を経ると次第に当初の経営理念を忘れ、金儲けを行うだけの集団になってしまうのだ。
コミュニティ崩壊のメカニズムはこうだ。
面白い人が面白いことをする
↓
面白いから凡人が集まってくる
↓
住み着いた凡人が居場所を守るために主張し始める
↓
面白い人が見切りをつけて居なくなる
↓
残った凡人が面白くないことをする
↓
面白くないので皆居なくなる
奇しくも任天堂は、「子供からお金を巻き上げるような課金型スマホゲームは長続きしない」とスマホゲームの提供に否定的であったのにDeNAと手を組んだばかり。
誰もが胸をときめかせるエピソードが広まった今、誰のため、何のために仕事をしているのかという経営の本質に立ち返る必要がある。
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