犬のルーキーは母代わりの牛と離れられない
netgeek 2021年7月2日犬のルーキーはまだ子供だった頃にお母さんを亡くし、農場で育った。特殊な環境はルーキーの成長に影響を与えることになる。
母代わりは意外な存在。
幸いにも農場には多くの動物がおり、たくさんの愛情を受け取ったため一人ぼっちになることはなかった。ルーキーはなぜか2頭の牛に好かれ、とりわけそのうち1頭は母親のような存在だった。
犬の母代わりが牛というのは奇妙な話だが、とにかくそれでうまくいっている。牛は親として接することについて喜びを感じているようだった。
ルーキーはずっと牛に寄り添い、背中に乗って昼寝をする。一緒に遊んだり、抱き合ったり、毛づくろいもする。1〜2年が経つ頃には互いに欠かせない存在となっていた。
ところが深刻な問題が起きた。ルーキーの飼い主は経済的に厳しい状況に陥り、牛1頭を売る必要に迫られたのだ。ルーキーの母牛を納屋から出したとき、ルーキーは大いに吠えた。もう二度と会えないと悟ったようだった。
売られた牛は近くの農場に移動しただけだったが、それは毎日愛情を求めるルーキーには遠すぎる距離だったかもしれない。牛がいなくなってからルーキーは走り出し、鳴き声を頼りについに新しい納屋を突き止めた。
ルーキーと牛は再開できて大喜びだったが、飼い主は複雑な心境でルーキーを連れ帰らなければならなかった。牛は他にもいるので愛情は受け取れるはずだ。ところが、そんな飼い主の思惑とは正反対に、ルーキーにとっては他の牛では母親代わりにならないようだった。
ルーキーは離れ離れになってからご飯をろくに食べず、とにかく鳴いて遠吠えもする。
結局、家族は2匹を引き離すことはできないのだと理解し、牛を戻すことにした。再開した2匹は互いに大喜びだった。
異種であるのにここまで強い絆を持つとは驚き。愛というものは実に偉大だ。
おまけ動画。
新種の亀。