ゴミ袋から「にゃー」 ゴミ収集車が事態に気づいた
netgeek 2021年5月10日誰か悪意のある者の仕業か、それとも偶然が重なった事故か。1匹の子猫がゴミ袋の中から見つかった。
危ないところだった…。
ニューヨーク市衛生局で仕事をするウィリアムモンテロさんとジョンカセさんはある日、ゴミ収集車にゴミを積み込んでいる間に「にゃ―」という鳴き声を聞いた。
音の出どころはまさか…。ウィリアムモンテロさんが「どうかおもちゃの音でありますように」と願いながらゴミ袋の中を確認したところ、なんと音の正体は子猫であった。
後にホッパーと名付けられる猫は生後10週間ほどとみられた。用心深い様子で、箱の中には長くいたくないようだった。
ウィリアムモンテロさんは目の前の事態が信じられず、一体誰がこんな酷いことをしたのかと考えた。
ウィリアムモンテロ「意図的なものだとしか考えられません」
念のために他のゴミ袋の中も確認したが、猫は入っていなかった。
ホッパーを安心させるために抱き上げて胸元に置きながら2人で名前をつけようと話し合った。
ゴミ収集車の後ろ部分を指す「ホッパー」から名前をとった。
2人は仕事を続けつつも上司に電話して獣医につれていく必要があると説明した。後にホッパーは里親探しを前提に動物レスキュー団体に任せることにした。2人は別れの品として猫用ベッドといくつかのグッズをプレゼントした。
多少の健康上の問題は見つかったが、すぐに回復するはず。もしあのとき鳴き声をあげなかったらと思うと恐ろしい。発見されて本当によかった。
現在、ホッパーは一時的な里親の家で体調を回復させながら暮らしている。永遠の家族はすぐに見つかるだろう。