猫の冬用シェルター、ボーイスカウトが作って寄付
netgeek 2021年3月15日もしあなたが野良猫の立場になって考えれば、冬の厳しい寒さがいかに大変であり、さらに対処も難しいということがよく分かることだろう。
猫のために何かしてあげたい。
ジョージア州アトランタにある3310隊のボーイスカウトはあるとき、野良猫用の冬用シェルターを作るプロジェクトに着手した。
多くの人は「野良猫は自給自足で満足に生きていける」と思っているが、実際にはそうではない。飼い猫の平均年齢が約10〜15歳であるのに対し、野良猫は2〜5歳とひどく短命なのだ。
混雑した道路の近くに住み、事故、病気、飢餓などあらゆるリスクを抱えた猫は毎日危険と隣合わせで心休まらない生活を送っている。
そのうえ冬は寒さが襲ってくる。避難所が見つからない場合、低体温症や凍傷を負う恐れがあるのだ。事実、毎年多くの野良猫が被害に遭っている。
そこで3310隊は野良猫が寒さをしのげる場所を提供しようと考えた。収納トートを使って断熱された空間を作り、LifeLine Animal Projectに寄付したのだ。
LifeLine Animal Projectはこれまで多くの猫を助けた実績があり、コロニーを監督している。
これ以上野良猫が増えないように捕獲してから去勢し、解放してからコロニーに住まわせているのだ。
さて、ボーイスカウトが寄付したシェルターは見分けがつくように色で識別され、猫が出入りしやすいようにちょうどいい大きさの穴が開けられている。この穴が大きすぎると風が入ってきて寒いというわけだ。
風が遮断できるだけでも体温の低下はかなり防げそう。野良猫たちはこのシェルターをありがたく使ってボーイスカウトに感謝することだろう。
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