猫のスティーブはセーターを脱がせると文句を言う
netgeek 2021年1月29日ニュージャージー州に住む18歳の猫スティーブは最近、Imgur(rosytroll)で人気者になった。
え、猫なのに服を着ている。
もともとは服を着ないで生きていたスティーブは暖かいセーターがすっかり気に入ってしまった。この記事では時系列でスティーブとの暮らしを紹介したい。
子供の頃の思い出について飼い主の女性は語る。
「スティーブとは生後8週間の頃から一緒です。当時、私は12歳でアリゾナ州フェニックスに住んでいました。友人の猫が子供を産んだので引き取ったのです。はじめはうまくいかなかったので部屋の中に仕切りを作ったら、家族とも元からいた猫とも徐々に順応していきました。よく鳴くので構ってあげていました」
「猫は妹よりも私に愛着を持っており、妹は残念だったようです(が、妹は実は猫より犬のほうが好きで、後から犬を飼って興奮していた」
「スティーブは甘えん坊な性格なのですぐに胸の上か腕に来ます。私がソファで本を読んでいるときか、昼寝しているときは大体、側にスティーブがいます。おでこや首の後ろ、体の側面を毛づくろいしてきます」
甘えん坊ゆえに飼い主と離れるとご飯を食べなくなってしまうのが悩みのタネ。一度、インターンシップで家に帰らなかったときはスティーブは辛い時期を過ごした。
あるときフェニックスからニュージャージー州に引っ越したとき、寒くないようにとセーターを用意してあげたことがあった。ちょうど飛行機に乗ったときにセーターを着せたところ、はじめは気に入っていないようだったが、離陸する頃には幸せな気分になったようだった。おそらくセーターを着ると暖かくて快適だと学習したのだろう。
「スティーブが好きな3つのものは電気毛布とベッドとセーターです」
今ではもし誰かがセーターを脱がせるとスティーブはすぐに取り返し、ずっと文句を言うようになった。返してあげると静かになるので分かりやすい。
飼い主がスティーブの写真を投稿するImgurアカウントを開設したところ、エピソードと写真が可愛いと評判になり、中にはオリジナルのセーターを作ってプレゼントしてくれる人も現れた。
「インターネットは優しいですね。これまでソーシャルメディアでは存在感がなかったのですが、人々の需要のあるものを提供できて嬉しいです」