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猫のプチローズはバイオリンの音を堪能する

netgeek 2020年8月15日
 

動物も芸術の良さを理解するのかもしれない。猫のプチローズは偶然にもバイオリニストの女性に一時的に引き取られることになった。

南フランスに拠点を置くLa Feline Meyreuillaiseは相談した。

親も飼い主もいない子猫は丁寧な世話が必要だ。子猫がシェルターに来たとき、誰かが家で24時間体制の世話役をすることになる。

「前の飼い主は世話を見きれなくなって捨ててしまったようです」

エスター・アブラーミさんはクラシックバイオリンの奏者でありつつ、猫も好きで地域の動物シェルターでもボランティアをしていた。

「世話をしないといけない猫が多すぎるので私が育ての親を申し出たのです」

生後1〜2ヶ月ほどで好奇心旺盛な性格であるその猫にはプチローズという名前がつけられた。家に来てからはあらゆる場所を探検しつつ、すぐにバイオリンに興味を持った。

エスター・アブラーミさんは毎日4時間は練習して技術を磨く。その間、プチローズは隣の部屋にいさせたのだが、楽しげな音に惹かれて側までやってきた。膝の上に乗って奇妙な楽器を観察する。

「はじめからリラックスして昼寝していました。ときには肩の上に乗ってくることもあります」

もしかして音楽の良さが分かるタイプの猫なのだろうか…。鳥は生まれながらにして歌の才能があるわけだが、猫はどうなのだろう。

エスター・アブラーミさんにとってプチローズは熱心なファンだ。

ただいつかは正式な里親が決まって別れのときが来てしまう。エスター・アブラーミさんの演奏を録音しておけばプチローズは寂しい思いをしなくてすむだろう。

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