「これ買ってくださいこれです」 知らない人に毎日おねだりしている白い猫
netgeek 2020年3月31日
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メキシコ在住のタニア・サンツさんは家の近くの店に買い物に来たところ、店の前に猫がいるのに気づいた。
野良猫だろうか…。
その白い猫は店の前に一人でおり、ただぼんやりしているというよりは何か目的をもっているようだった。
驚いたことに白い猫はタニア・サンツさんを店の中に誘導し始めた。違う方向の通路を歩こうとすると先回りしてブロックする。そして、あるエリアに導いたのだ。そこはペットの食べ物コーナーだった。
商品をつつく前足の仕草はまるで「これです!これ!」と指定しているかのよう。いくつか買ってあげてプレゼントした。
翌日も店を訪れて猫を探したが残念ながら店の前にはいない。しばらく探していたらなんと店の中にいた。勝手に入り込んで怒られないのだろうか…。
店の従業員と話したところ、この白猫は毎日店に来て知らない人に食べ物を買わせるよう誘導しているのだという。店を離れた後、どこに行くのかは誰も知らない。タニア・サンツさんは白猫にちゃんとした家があるのか心配になり始めた。
また別の日、タニア・サンツさんは今度は一部始終を撮影することにした。
ずいぶんと賢い猫だ。ここに食べ物があることを知っており、通りがかる人間におねだりすれば買ってくれることも理解している。
詳しく調べたところ、飼い主はおらず、やはり昔からの野良猫ということが分かった。結局、タニア・サンツさんは白猫を保護することに決め、自宅へと招き入れた。
今では毎日の食べ物に困ることもなく、安全な家の中でのんびりとした日々を過ごしている。