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人間に育てられてワシの本能を忘れてしまったベクスル君

netgeek 2020年1月18日
 

白頭ワシのベクスルはその立派な見た目とは違い、優しく温厚な性格が特徴。小さい頃から人間に育てられたこともあり、普通のワシとはかなり行動が異なる。

ベクスルの珍しい行動をまとめた動画。

動画を公開したのは韓国のクリッタークラブ。複数のワシを飼育しているものの、中でもベクスルは生まれつきの性格もあってかワシらしくない。

まずはこちら。移動は飛べば早いのになぜか犬みたいに歩く。自分が鳥だという認識が薄そうだ。

腕に乗せると不思議とソフトタッチ。

「普通のワシなら獲物を捕まえるように腕を傷つけるぐらい強く掴むのですが、このお友達は注意深くしています」

小屋にて「ご飯だよ」と虫と魚をプレゼント。

得体の知れない物体を見て怖がっているかのよう。その場から逃げ出そうとしたり、後ずさりしたりとてんやわんや。食べ物ではなく、気持ち悪い物体と認識しているようだ。

幼い頃に保護されたベクスルは人間が親だと思っているので、ものの考え方が人間に似ている気がする。

見た目はワシだが、中身は人間だ。

今や肝心の筋肉も落ちてしまっているという。

「ワシは群れで暮らすので互いに影響を受けあうものです」

この日は別のワシ「チュンサ」が、ラジコンを捕獲する様子を見せてみて隠れた本能を引き出す試みに取り組む。ラジコンには狐のぬいぐるみがくくりつけられており、まさに狩りの雰囲気が演出されている。

さあ、ベクスルの番…なのだが、ラジコンが走るのを見ているだけ。狩りをするという発想がなさそう。そもそも他のワシを見ても自分とは異種の生き物だと考えているのではないか。

育ちでここまで変わってしまうというのは興味深い事実だ。もうこのまま人間らしく生きていくというのもありなのでは?

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