歩道でうずくまっていた子猫と救いの手を差し伸べた女性
netgeek 2019年6月9日
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一匹の猫が歩道に座り込んでいるのに、周囲にいる人達は気にせず通り過ぎていくばかり。猫はずいぶんと弱っているようだ。
誰かが保護しないと。
アニマルフレンズプロジェクトの創始者であるカーメン・ワインバーグさんはフロリダ州で道端に小さな毛玉のようなものが落ちているのを見つけた。近づくと子猫であることが分かった。近くに親猫はおらず、どうやら生きるのもやっとの状態だと思われる。
「場所はオフィスの前で多くの人が行き来しているのですが、子猫を保護しようとする人はいませんでした。猫に視線をおくるものの、通り過ぎていってしまうのです。子猫に助けが必要なことは一目で分かりました」
まずは子猫の捕獲作戦から。
食べ物を入れた罠を用意すると、猫は一直線に歩き出した。入り口がガチャンと閉まっても猫は食べるのに夢中で気づかなかった。運良く作戦はうまくいったのだ。
その後、保護施設で適切なケアを受ける。
「猫を触っても警戒はしておらず、リラックスした様子でした。安全なのだと理解しているようでした」
猫には栄養補給剤が与えられた。成長とともに回復するのを待つ。
「愛情を十分に注がれることがなかったみたいで愛に飢えていました。お風呂の後に乾かしていると猫は喉をゴロゴロ鳴らしていました」
猫にはエストレヤという名前がつけられた。
現在は里親が見つかり、快適な家庭で回復に向かっている。