上司が読んでいた本、「ストレス解消に標的をつくっていじめる」が酷すぎる
netgeek 2019年6月7日
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一人の男性があまりにも主張がおかしい本に出会ったと写真をアップした。Twitterで2万以上もリツイートされ、拡散されている。
部下いじめを正当化。
出典:https://twitter.com/TPniconico/status/1136548932710875136
投稿者は「クソ上司が読んでいて気になったので借りたら衝撃的な内容が書いてあった」「今まで読んだ書籍の中でぶっちぎりのクソでした」と表現。見ると、本当に他人をいじめることが推奨されており、その正当化が図られている。
本の表紙では上に「ファミマセレクト」と入っているが、元は2010年出版の「イラッとしたときのとっさの対応術」(内藤誼人 )だろう。
著者の内藤誼人氏は心理学者で有限会社アンギルド代表。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了、立正大学客員教授とのこと。
Amazonのレビューは3件とも低い評価。
レビューでは散々なことが書かれている。
・「大目に見ないと狭量を疑われるゾ!!」と驚くべきことが書かれている
・「万引きも笑ってオシマイ」と書かれていておかしい
・著者は一カ月に何冊も出版しており、無理がある
・「いじめでストレス発散」に引いた
・「ものにあたれ」「ものを大事にしろ」と主張に一貫性がない
・解決策になっていない
今流行のアンガーマネジメント(怒りを予防し制御するための心理療法プログラム)かと思いきや、誰かをいじめて八つ当たりするのならむしろ問題が増えているようにも思える。
心理学的には正しくとも、倫理的、仕事的には正しくないわけで、この本を実践してはいけないだろう。