ティッシュ箱に入れられた捨て猫の話
netgeek 2019年3月24日
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ペットショップの前で手のひらサイズの子猫がティッシュ箱に入れられているのが見つかった。もしかすると心無い人が捨てていったのかもしれない。
動物保護のレスキューチームはすぐさま現場に直行。子猫を保護した。
慎重を期すためにTLCで預かることになった。歯ブラシと比較するとその小ささがよく分かる。こんな小さな命が捨てられていたなんて…。
レスキューチームのハナ・ショーは次のように語る。
「もしかするとペットショップのお客さんがアクシデントで子猫を落としていき、通りすがりの人がティッシュの箱に入れたのかもしれません」
猫は生後4日で体重は80グラム。栄養ある食事を食べさせてお風呂に入れ、ベッドで寝かせる。2回繰り返したところで猫は警戒心を解き、ここが安全な場所なのだと理解したようだった。
ここから子猫の体重を増やして強くする作戦が始まる。幸いにも猫は食欲旺盛で大食いチャンピオンのようにどんどんご飯を食べていく。また好奇心も強く、人間のにおいを嗅いで愛情を受け取っているようだった。
何日か過ごすうちに猫は食事をとった後にベッドに行かず、人間にくっついて眠るようになった。このほうが安心するらしい。
▼TLCの愛ある父、アンドリュー・マーティラと。
「年齢の割に体が小さいのですが、ファイティング・スピリットは一流です」
猫は徐々に目が開いてきた。もう人間の顔が識別できるかな。
この頃、猫は実は男の子ではなく女の子ということが判明する。
「猫にハンキーという名前をつけました」
ハンキーは小さなファイターでいつも元気いっぱい。
友達もできた。
みるみるうちに大きくなってすっかり大人の顔つきに。
こうしてティッシュ箱に入れられた一つの命が救われた。