HSBCがファーウェイと取引停止。他の銀行も排除へ
netgeek 2018年12月23日
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政府主導で5Gから排除されつつあるファーウェイ(HUAWEI)が、ついに銀行からも取引停止を突きつけられ始めた。
HSBCとファーウェイは深い関係にあったとされる。
現時点ではHSBCとスタンダードチャータード銀行がファーウェイに対して銀行業務と融資を行わないと宣言した。
2行はアメリカ政府や他の複数の政府から名指しで排除されつつあるファーウェイについて「リスクが高すぎる」として取引を行わないことを決めた。
HSBCは昨年の時点ですでに決定済みであり、スタンダードチャータード銀行はファーウェイとイランとの禁断の取引が明るみに出てから決定した。
ファーウェイの孟晩舟CFOはHSBCを通じてイラン制裁のルールに違反した取引を行っていたとみられ、アメリカ政府が任命した監視担当者が事態に気づいて検察に通報した。水面下ではHSBCはアメリカ政府の捜査に協力していたのだろう。それが早い決断に繋がった。
シティグループはまだファーウェイとの取引を続けているが、リスク回避的な銀行にとって今回の2件の取引停止はドミノ倒しを誘発する可能性が高い。今やファーウェイと取引しているというだけで何か悪いことをしているのではないかと疑われてしまう世論すらできている。
銀行の取引停止はときに倒産を意味することも…。ファーウェイにとって死活問題のこの状況をどう打開するのだろうか。いくら中国政府が抗議しようとも世界的な流れは止められない。
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