通信障害を起こしたソフトバンク、一気に1万件以上も解約される
netgeek 2018年12月21日
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ソフトバンクの宮内謙社長が上場時の記者会見にて、通信障害を起こした後の4~5日間で1万件以上の解約があったと明かした。
非常にタイミングの悪い株式上場だった。
ソフトバンクは基地局にファーウェイの製品を使っており、対応が注目された。日本政府の方針に従って「ファーウェイ排除を進める」と宣言したはいいが、続いて通信障害が起き、泣きっ面に蜂の状態に。
通信障害後には解約が相次ぎ、なんと累計で1万件以上になってしまった。一説ではすでに2万件を超えたという話もある。
おそらく多くの人がドコモかau(KDDI)に乗り換えたのだろう。失った信頼を取り戻すのは非常に難しい。
会見では宮内謙社長が世間の関心事について軽く触れる場面もあった。
ソフトバンクは12月19日に上場したものの公募価格の1,500円を割り込む結果に。これはまさに予想外だ。
大規模上場ということでソフトバンク株に期待して1億6,000万円を投資した個人投資家(50)はなんとこの日だけで1,500万円の損失を出してしまった。
さらに6億円を投じた個人投資家の麻生さんは「史上最大の失敗のIPO」と厳しい一言。
証券会社が計算した理論株価はかなり低く、こちらも悲観的だ。
孫正義のソフトバンクということで注目が集まっているが、実際には市場は飽和状態で成長性は期待できない。想定外のハプニングが起きると株価が大きく反応してしまうのはそのせいだろう。
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