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庭のネズミにミニチュアの村をつくってあげた

netgeek 2018年11月28日
 

写真家のサイモン・デルさんはある日、庭にネズミがいることに気がついた。普通ならば罠を仕掛けるのだが、動物を愛するサイモン・デルさんはなんとネズミのためにミニチュアの村をつくってしまった。

ネズミが幸せに暮らしている素晴らしい話。

サイモン・デルさんは次のように語る。

「庭で鳥の写真を撮ったり、ガラスを切ったりしていたら地面で何かが動いたのに気づいたんです。カメラのレンズ越しに見ると、なんと小さくて可愛いネズミがミーアキャットのように立ち上がり、ガラスの側に立っているのです」

「カメラマンの私にとってこのネズミは大スターです。慌てて家の中からピーナッツをもってきました。おやつをゲットしたネズミは数分で戻ってきました」

「このとき、私はネズミのために安全でご飯も食べられる場所を提供しようと考えたのです」

「ネズミは辺りが薄暗くなってから外に出てくるようでした。スチュアートという名前をつけました」

スチュアートははじめひとりぼっちだったが、2018年の春に奥さんを見つけたようだった。

「野生の全てを庭から学びました。うちの庭にはキツネやハリネズミ、リス、ツバメなどたくさんの動物が遊びに来るんです」

そのうち耳に切れ目があるネズミも見かけるようになった。ジョージと名付けた。

ネズミのために隠れ家をつくってあげました。

「フェンスの向こう側に猫が座っていることがあるので、ネズミにとって隠れ場所は大事なのです」

私はジャック・ラッセル・テリアを飼っているので、猫は警戒して入ってこないのですが、念のためにフェンスにはワイヤーを巻き付けて猫が入ってこられないようにしました。ちなみに、うちの犬はネズミには全く無関心です。

ある日、隠れ家の中にもう一匹、尻尾の短いネズミがいることに気づいた。

隠れ家をもう一つ増産。ネズミはサイモン・デルの姿を見ると出てきて餌をねだるようになった。

ネズミの隠れ家づくりは、はじめは1時間だったのに次第に凝っていき、部屋を複数つくったり、箱の構造にしたり、逃げるための裏口をつくったりと工夫を重ねていった。

寒い冬に備えて暖かい家になるようにも工夫する。

なんて微笑ましい光景だ。

ネズミは5匹に増え、その中のミルドレッドは妊娠しているようだった。

ネズミは一度に14匹ほど生むので大きな家が必要だ。

早速、作業に取り掛かる。

こうしてネズミたちは今も庭で幸せに暮らしている。

これから寒さが厳しくなるが、きっと乗り越えられるだろう。

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