netgeekや保守速報など8サイトに大規模DDoS攻撃。犯人に対する一つの仮説
netgeek 2018年10月29日
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現況をまとめてみた。
現在、攻撃を受けているのは8サイト。
(1)5ちゃんねる
(2)保守速報
(3)Share News Japan
(4)アノニマスポスト
(5)もえるあじあ
(6)保守基金
(7)netgeek
(8)NewsU.S.
※発覚した順
特に5ちゃんねると保守速報がいち早く攻撃され始め、2日ほど経ってからnetgeekも攻撃対象に加わった。気になるのはこれらのサイトの共通点だ。netgeekは当初、5ちゃんねるで中国の臓器売買を取り上げたスレッドが何度も落とされているのを知っていたため、これが原因の可能性が高いと考えていた。しかし結局、記事にしなかったnetgeekも攻撃対象となってしまった。
改めて共通点を探っていくと安田純平にネガティブな記事を書くと攻撃を受けることが分かった。どのサイトも安田純平の拘束事件について自作自演や保険金目的の恐れがあると指摘していたのだ。
DDoS攻撃を仕掛けているのは誰か。
netgeekでは安田純平の拘束事件にはまだ裏があると疑っている。DDoS攻撃というのは例えばコンピューターウイルス(マルウェア)に感染させた世界中のPCなどを操り、特定のサイトに一気にアクセスを集中させることでサーバーを攻撃する手法だ。通常のDoS攻撃が一つのIPアドレスで行われるのに対し、DDoS(Distributed Denial of Service Attacks)攻撃は複数のIPアドレスで行われるのでブロックで対処がしにくい。
そしてDDoS攻撃は実はネット上で販売されており、例えば1時間1,000~20,000円などで簡単に購入することができる。日頃から地味にウイルスを広めているハッカーはこうして儲けているというわけなのだ。
▼DDoS攻撃(イメージ)
※DDoS攻撃を仕掛けて身元を特定されると逮捕されるので注意
しかしながら今回ほど大規模な攻撃は珍しい。8サイトが同時に長時間に渡って攻撃を受けており、実施にかなりの費用がかかると推察されるからだ。例えば1時間1万円だとすると8サイトに3日間のDDoS攻撃を仕掛ける場合、576万円もの料金になる。
これはただの愉快犯ではなく、何か経済的合理性がある者の犯行であろう。保守系のサイトはこれまでもアンチから攻撃対象になることが多かったが、それはTwitterの利用規約違反を通報するなど正当なやり方であった。筆者が知る限り、一般のサイトがここまで大規模なDDoS攻撃を仕掛けたというのは前例がない。したがって、犯人は潤沢な資金を持ち、さらに安田純平の拘束事件を探られるとまずい人物(組織)だということになる。
例えば、拘束が身代金と保険金目当ての自作自演だったとしてみよう。
安田純平を含む犯人グループは3億4,000万円の身代金を受け取り、さらに誘拐保険の補償金まで得ようとしている。だが「子供の声が聞こえる」「不自然に健康すぎる」「クレジットカードが欧州で使われた」「Facebookのログイン履歴があった」など数多くの矛盾点をウェブサイトで指摘され、このままでは保険会社からも疑われてしまう。
3年4ヶ月と長期の拘束だったのだから誘拐保険の支払いはおそらく億単位になるだろう。であるならば事実を隠蔽するために576万円のDDoS攻撃を依頼するなど安いもの。しばらくほとぼりが冷めるまで攻撃を続けることにしよう。これで日本でちょっとした騒ぎになろうとも、海外の保険会社が気づかなければ問題ないのだ。誘拐保険は日本の法律では取り扱えず、海外の保険会社のみが扱っているというのがポイントだ。
妻は真相を知っているから余裕綽々。Facebookに呑気に投稿する余裕があった。
以上がnetgeek編集部が立てた仮説。あくまで仮説なので間違っている恐れもあるが、こうして推察していくことは事実上の言論弾圧であるDDoS攻撃に対抗するうえで重要なことだろう。
犯人グループが間抜けだったのは図らずしもDDoS攻撃で答え合わせをしてしまったこと。自作自演説を疑う記事が核心をついており、都合の悪いものだと自ら証明してしまった。
ペンは剣よりも強しという言葉がある。netgeekはこれからも正当に言論の力で戦っていきたい。賛同した人は是非この記事をシェアしてほしい。
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