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11万人必要な東京五輪ボランティア、説明会に参加したのは230人

netgeek 2018年9月2日
 

2020東京五輪に向けて初のボランティア説明会が都内で開催された。9月中旬から正式に募集が始まるボランティア。説明会はうまくいったとは言い難いものだった。

マスコミがカメラを回すもスカスカ。

11万人を集めないといけないのに、ここまでスカスカだとは…。この日集まったのはわずか230人のみだった。

説明会では正式な募集内容が発表された。交通費は一定額が支給されるというルールに変わったようだが、それでも地方からの高額な交通費は自己負担となる。

採用の条件は一日8時間、10日以上の参加が必須。思い出づくりのボランティアなら気軽に参加できるが、正直「こんなにタダ働きさせられるのか…」といった印象。普通の社会人なら本業の仕事を休んで参加するのは厳しい。

説明会に参加した人の中には「時間の制約がきつい」と率直な感想を漏らす人も。例えば子供がいる主婦であれば一日8時間も参加するというのは難しいだろう。

しかしそれにしても東京都で説明会を開いて参加者230人というのは本当に大丈夫なのだろうか?この調子では必要人数が集まらないので、もういっそのこと交通費・宿泊費を負担するなどしてはどうか。ネット上の評判はすこぶる悪く「絶対に参加したくない」という声が多数聞かれる。

他方で組織委員会が高額なオフィス(虎ノ門ヒルズ)で数千万円の報酬をもらいながら優雅に仕事をしているのを知るとまさにブラック企業が暗躍する日本といった感じ。国がボランティアという名のタダ働きで最もブラックな労働環境を提供してどうする。

また企業向けの説明会もひどい内容だったと告発された。

条件も決めないまま参加を決めさせるというのはあまりにも酷い。会社経営者は報酬が固まってからでないと契約することは絶対にできないだろう。やりがい搾取と揶揄されるボランティア募集。この調子では11万人は集められないと思う。

【追記】

この説明会は定員250名のものだったかもしれない。HPには先着順と書かれている。それならば、集まったのが230人でもそれほど違和感はないが、ここまで小規模な説明会を開く意味はあるのだろうか?

9月30日にもまた同様の説明会が開かれる予定。11万人が目標なのだからYouTubeで動画を流すなどしたほうがいいのでは?

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