夏目漱石の「こころ(英訳版)」、表紙が知らない爺さんで「誰!?」と騒ぎに
netgeek 2018年7月3日
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夏目漱石の「こころ」は英訳され「Kokoro」として海外でも販売されているようだ。一人の日本人男性が英語版を購入したところ、表紙に知らない人が写っていると写真をアップした。
確かにみんなが知っている夏目漱石ではない。
白ひげで、眉毛の長いおじいさんが写っている。
しかもこの本、なぜか表紙の画質がやけに荒い。まるでどこかで拾ってきた画像を転用したかのよう。
出典:https://twitter.com/milomiloko/status/1012872173537542144
本物の夏目漱石は皆さんご存知の通り、ヒゲが特徴的でダンディな雰囲気。旧千円札の人物だ。
「Kokoro」の出版社は「Createspace Independent」という海外の会社。「もしかすると夏目漱石が年をとってからの姿なのかもしれない」と思われたが、夏目漱石は49歳で胃潰瘍で亡くなったのでこんな老けている写真があるはずがない。
ネット上でざわつきが広がる中、写真の人物は合気道の創始者である植芝盛平ということが分かった。
ただ、夏目漱石と植芝盛平の間には特に関係はなく、出版社が間違えたという可能性が脳裏をよぎる。あるいは権利関係で揉めてやむを得ず別の人を使ったのかもしれない。
真相は不明。現在もAmazonでは「Kokoro」が堂々と売られている。