玉木雄一郎の「やっぱり安倍晋三記念小学校で申請されていた」はデマ
netgeek 2018年5月25日
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文章を読み解く国語力が壊滅的に不足している。
菅野完氏は5月23日、新たな書類を添付し籠池理事長の証言「安倍晋三記念小学校で申請した」は本当だったと説明した。しかし文書をよく見てほしい。これは大阪府が「安倍晋三記念小学校で申請するのは難しい」と苦言を呈している書類なのだ。
そんなに理解が難しいものでもあるまい。しかし国民民主党の玉木雄一郎議員は真っ先にこれに飛びつき、さらに誤情報を拡散させてしまう。
4000ページの資料はいろんなことを教えてくれる。やはり「安倍晋三記念小学校」として申請されていたわけだ。大阪教育庁の私学課から私たちが聞いた話が真実だと裏付けられたことになる。 pic.twitter.com/kxoYsPHZgh
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) May 23, 2018
「やはり安倍晋三記念小学校として申請されていたわけだ」と事実無根のツイートで大衆を惑わせる。この読解力の無さで東大、ハーバード卒というのだから驚き。
何かと問題行動が多く信憑性に劣る菅野完氏はともかく、国民民主党の代表である玉木雄一郎議員がこんな投稿をするのは大問題ではないか。
自民党の和田政宗議員は即座に玉木雄一郎議員のデマを訂正した。
玉木さん、大阪府教育庁私学課の資料には「瑞穂の國記念小學院」で設置認可申請書が提出されたと明記されているのですが。開示された資料をよく読むと、森友側が大阪府に対し「安倍晋三記念小学校」で申請したいと言っているというもので、結局勝手な名称使用で撤回していますhttps://t.co/Ucs9FQdUC9 https://t.co/QdEhvr3v6L
— 和田 政宗 (@wadamasamune) May 24, 2018
「申請した」ではなく「申請したい」と言っているだけだったという点に注目。詐欺師が安倍総理の名前を利用しようとして大阪府に断られたという話だ。
左派系ネットユーザーは、事実確認もせず思い込んで罵詈雑言で攻撃するが結局大恥をかく。資料開示で「やはり安倍晋三記念小学校の名で申請されていた、和田の検証は嘘だ!」と騒いでいるが、森友が大阪府へこの名称で申請したいと言っていたもので、結局勝手な名称使用で撤回https://t.co/6byLKbDTYv
— 和田 政宗 (@wadamasamune) 2018年5月24日
話が複雑になってきたのでnetgeekでは改めて時系列でまとめてみた。
流れまとめ。
(1)籠池理事長「安倍晋三記念小学校で申請したい…。できるかな?」
(2)大阪府「無理!勝手に総理の名前使うなよ」
(3)実は籠池理事長は総理の名前を勝手に使って寄付金を集めていた
(4)事態に気づいた安倍晋三事務所が「勝手に名前を使うな」と抗議
(5)籠池理事長は「瑞穂の國記念小學院(仮称)」で設置認可申請書を出す
(6)その後、正式に「開成小学校」で設置趣意書を出す
(7)森友学園問題が浮上
(8)癒着を示す証拠(?)が黒塗りで分からない
※黒塗りなのは森友学園が民事再生手続き中であり、情報公開法の不開示情報にあたるため
(9)籠池理事長「安倍晋三記念小学校で設置趣意書を出した(嘘)」
※安倍総理を逆恨みして道連れにしようとしている
(10)朝日新聞が「安倍晋三記念小学校」と報じ、朝日放送はCGで実在するかのように紹介した。
(11)安倍総理か籠池理事長、どちらを信じるかで意見が割れる。
(12)開示されたら「安倍晋三記念小学校」ではなく「開成小学校」だった。籠池理事長の嘘が確定。
この流れで言えば、籠池理事長と安倍総理が癒着していたという事実はないということになる。それどころか安倍総理は詐欺師に利用されそうになった被害者なのだ。
玉木雄一郎議員はなぜ菅野完氏と籠池理事長という信用ならない人物の言葉を信じてしまうのか。文章を一読すれば間違っていることに気づけるはずなのに、間抜けにも程がある。
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