「建設中のビルが傾いている!」と避難騒ぎになるも、後に衝撃の事実が判明
netgeek 2017年8月17日
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タイ・バンコクで事実誤認による避難騒ぎが起きた。建設中のビルが崩れかけていると近くの住民らが避難したものの、もともとそういうデザインだったことが判明した。
参考:Downtown panic as new building seems to tilt
ぽっきりと折れてしまったように見える。
バンコクではこのビルが深刻な状態にあると捉えた人が騒ぎ始め、隣のマンションの住民には避難勧告が出された。ビルは奥に倒れつつも左側に傾いており、このままだとビルを直撃する恐れがある。
通りがかった人たちもこぞって上を見上げ、不安そうな表情で事態を見守った。
だが、建設会社の担当者が説明するに、これははじめからそういうデザインなのだという。上部が非対称になっている点に注目。
斜めのデザインが特徴的なビルで、ビルが左奥に傾いているように見えるのは目の錯覚だと説明する。
改めて見てみよう。確かにそう言われてみればそんな気もする。まさか斜めのデザインだったとは…。
避難した住民らは安全が確認できて一安心。しかしそれにしても人騒がせなビルだ。
完成予定の断面図を見ると、各斜面が段々になっており、均一の角度ではないことが分かる。これもまた錯覚をもたらした原因かもしれない。
バンコク中を騒がせたビル倒壊騒ぎはこうしてただの誤解だったと判明した。いち早く有名になったということでいい宣伝になったかもしれない。