京都産業大学が加計学園問題の真相を暴露「うちは人材確保が間に合わなくて断念しただけ」
netgeek 2017年7月15日
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黒坂光副学長の正直な会見。
記者からの疑惑確認に対し、爆笑しながら否定する黒坂光副学長。はっきりと否定してくれて頼もしい限りだ。もっと早く証言してくれれば無駄に疑惑が浮上することもなかったのにと思ってしまうが、きちんと会見で説明してくれたことは感謝したい。
京都産業大学は2016年3月に獣医学部新設を提案したが、2017年1月の公募には手を挙げなかった。野党の見立てでは「広域的に」と条件が付け加えられたから候補から除外されたと推測されていたが、理由は「人材確保が間に合わなかったため」というものだった。
同じく京都産業大学の吉門敬二総務部長は開学予定が思ったよりも早くて厳しかったと説明する。
また、「広域的に獣医師養成大学が存在しないところに限り新設可能」という条件が付け加えられた件については、「広域的にということで対象外になったとは思わなかった。我々の構想は綾部市で、京都市ではないので」とまたもや疑惑を否定。これにより野党やマスコミが憶測で語った筋書きは完全に事実無根だったということが確定した。
国家戦略特区の話が持ち上がったとき、京都産業大学が準備不足だったのに対し、加計学園は約10年も前から獣医学部の新設を狙って動いていたため、準備が整っていた。計画が他校よりも優れていたことは加戸前知事が証言済みだ。
なお、京都産業大学はその後、獣医学部を諦めて生命科学部(仮称)を新設することにしたという。
2017年1月4日の内閣府および文部科学省告示を受けて、学校法人加計学園が獣医学部の設置を申請するに至りました。このことにより、我が国の獣医学教育を担う教員が少ない現状の中で、今後さらに申請しようとする大学にとっては、国際水準に資する教育を実施できる優秀な教員を確保することが極めて難しくなりました。
会見での説明も併せて考えると「加計学園との人材獲得競争に負けてしまったので獣医学部はとりあえず諦めて生命科学部にする」といったところ。生命科学部ではライフサイエンスに取り組み、鳥インフルエンザなどの感染症研究に注力する。
これより前、前川喜平氏は「選定の過程において不公平なプロセスがあり、行政のあり方が歪められた」と主張していた。しかしながら第三者的な立場の加戸前知事と京都産業大学はこれを真っ向から否定。選定は公平だったと証言している。
もう答えは出たも同然だろう。前川喜平氏、野党、マスコミは今回の落とし前をどうつけるのか。安倍総理の口利き疑惑は完全に冤罪だった。