ウォール・ストリートで40年務め上げたCEOが教える「成功する人材に共通する2つの特徴」
netgeek 2014年4月18日
|
Googleは最近、長年行ってきた面接でのフェルミ推定を中止したという。「ピアノの調律師は世界に何人いますか?」、「マンホールが丸いのはなぜですか?」などという思考を問う問題だ。そのユニークな面接は世界で注目を集め、日本企業も「これからは地頭だ!」とGooglenのやり方を真似し、フェルミ推定を導入するところも出てきた。
しかし、Googleはこう答えた。「入社後のパフォーマンスと相関がなかったんです。」フェルミ推定の成績と入社後の成績をずっと照らしあわせていっても特に関係性は見られなかったのだという。これには真似した日本企業も驚きだ。
さて、そんな見抜くのが難しい優秀な人材について、ビジネスに特化した海外バイラルメディアのbusinessinsiderがウォール・ストリートのCEOにインタビューを行った。内容は短いのだが、改めて重要な示唆が得られるので紹介しよう。
参考:Wall Street CEO: Every Successful Person I’ve Seen Shares These Two Traits
http://www.businessinsider.com/joe-perella-onewire-interview-2014-4
ウォールストリートにある世界的な投資会社、Perella Weinbergに40年間勤務したJoe Perella氏は多くの人材が会社に入ってきたり、辞めていくのを目にしてきた。
その経験からどのような人物がビジネスの世界で活躍できるか知見があるという。ペレラ氏いわく、成功する人物に共通していることはたった2つだけだという。
(1)ハードに働く
「成功する人は普通の人よりも熱心に働きます」ペレラ氏はこう語る。
「ウォールストリートで働いている人は皆賢い。しかしこの世界には賢いけれど成功していない人がたくさんいる。もはや運です。ただ、仕事における運というのは限界を超えて働くと導き寄せることができるのです。」
確かにウォール・ストリートで働く人たちは深夜遅くまで働いて、朝早く出勤するという。ゴールドマン・サックスなどの外資系証券をイメージすれば分かりやすいだろう。日本では勤務時間が長いとなにかとブラックだと批判されがちだが、日本以上に競争が激しいアメリカでは会社に強制されずとも自主的に長時間働く人が成り上がっていくのだ。
(2)異常なまでの向上心がある
成功する人には最大値がない。要するに成功する人は常に向上心をもって高く高く上昇しているのです。だから頂点がない。いわば、成功する人には成功がないということだ。
「絶対に満足しません。昨日の自分よりもっとできると信じているからです。常に自問自答を繰り返しています。『どうやったらもっとうまくできるか。』と」
これはスティーブ・ジョブズ氏が主張していたハングリー精神にも通じることだろう。ジョブズはPCの中の配線のデザインにまでこだわって製品をつくっていた。一緒に働く人は無茶な要求をされて大変だったというが、ジョブズが関わったものは必ず一流の製品になり、それがapple社を飛躍させた。飽くなき向上心は人を成功に導くということか。
***
以上2点、あなたは常に向上心を持って誰よりも勤勉に働いているだろうか。そのときは割に合わないと思っても長く頑張っていれば周りはきっと評価してくれるはずだ。改めて自分の仕事に対する姿勢を見返してみよう。
Comments are closed.