netgeek

10

NHKが加計学園の新流出文書を公開するも解釈を間違えている。正しくはこうだ。

腹BLACK 2017年6月20日
 

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+

NHKクローズアップ現代は6月19日、新たに流出した加計学園関連のメモを公開し、安倍総理が不正に加計学園を優遇した証拠になると報じた。しかし盛大に解釈を間違えているのでnetgeek編集部で正しておきたい。

まずはNHKの報道をざっと紹介したい。

▼「個人フォルダに保存されていた新文書を独占入手した。これは文部科学省の10名ほどに送られていたもの」※書式を見るに、文部科学省から内閣府に出向していた課長補佐の牧野美穂氏がつくった上司報告用のメモだと思われる。

▼今回入手した新文書は「総理のご意向」と書かれた文書より後につくられたもの。

▼新文書はこちら。萩生田副長官の発言録だ。重要部分は赤線。「官邸は絶対やると言っている」「総理は平成30年4月開学とおしりを切っていた」「加計学園事務局長を行かせる」などと安倍総理の指示ということになっている。

▼萩生田副長官はこうした言葉で獣医学部新設に反対する文部科学省を説得しようとしていた。

▼文部科学省としては内閣府が安倍総理の力を使って不公平に加計学園を優遇したと解釈し怒りを感じた(と言っても天下り先を壊されるのが不都合なだけだが)。

ということで、クローズアップ現代の紹介の仕方では、やはり安倍総理が加計学園の獣医学部新設を直接指示したという見方ができる。

だがこれは明らかに間違っている。これより前に流出した文書にある「国家戦略特区諮問会議決定という形にすれば総理からの指示に見えるのではないか」という一文と矛盾することになるからだ。この一文は国家戦略特区は安倍総理の直接指揮下にあるが、獣医学部新設は直接指揮下にないということを意味している。

クローズアップ現代の担当者はおそらく編集途中でこの矛盾に気づいたに違いない。それでも都合の悪い部分を見なかったことにして勝手にストーリーを作り上げた。

そもそも問題の論点は「安倍総理が加計学園を不公平に優遇したかどうか」ということ。今回、流出した文書に書かれているのは「加計学園に内定が決まった後に、安倍総理がスピード感をもってプロジェクトを進めるよう指示している」というものであり、これは加計学園の選出プロセスに安倍総理が関与したという証拠になっていない。

ここで改めて正しい経緯を簡潔にまとめておきたい。

(1)安倍総理が規制改革のために国家戦略特区をつくると決める。

(2)内閣府は国家戦略特区の一環として獣医学部の新設を決める(安倍総理は不関与)。

(3)ただし獣医学部新設は文部科学省の管轄で、説得が難しい。文部科学省は天下り利権で甘い汁を吸っており、新しい学校ができると利権構造が壊れてしまう。

(4)内閣府担当者の作戦「安倍総理が議長の戦略特区会議で獣医学部新設を発表して総理からの指示に見せかけよう。これで文部科学省の担当者は逆らえないはず」

(5)文部科学省から内閣府に出向していた牧野美穂氏が文部科学省の上司に作戦をバラすメモを送る。上司は文章を読み間違えて(国家戦略特区ではなく)獣医学部新設が「総理のご意向」なのだと解釈する。だったら逆らえない…。

(6)何はともあれ作戦成功。獣医学部新設が決まったので今度は学校選び。加計学園が最も適切だと内定を出す。※後に加戸守行前知事が「昔から加計学園が一番良い提案をし続けていた」と証言しているので正しい選出だと思われる。

(7)内閣府の担当者が安倍総理に報告「国家戦略特区の一環として、加計学園の獣医学部新設を進めることになりました」。安倍総理「分かった。スピード感をもって進めるように」。

(8)農林水産省は了承。だがここにきて文部科学省がごね始める。

(9)内閣府担当者が安倍総理に「文部科学省が抵抗している」と報告。安倍総理は「国家戦略特区プロジェクトは絶対に実行する。君たちが加計学園の獣医学部新設って決めたんだろ?ちゃんとやりきらないと。そしたら締切を設けて…」。

(10)内閣府での打ち合わせにて萩生田副長官「文部科学省だけが怖気づいているが官邸は絶対にやると言っている。総理は平成30年4月開学とおしりを切っていた。文部科学省は何を問題と考えているのか?問題があるなら加計学園事務局長を行かせて改善に向けた話し合いをさせる」

(11)この萩生田副長官の発言について、牧野美穂氏がまた文部科学省の上司に報告メモを送る。

(12)一連の報告メモを見た文部科学省の人間は「安倍総理が加計学園のために獣医学部新設を決め、不公平に選んだ。加計理事長が友人だから総理のご意向、官邸の最高レベルで決まった」と誤解。※正確には戦略特区のみが安倍総理のご意向で、獣医学部新設の決定プロセスには不関与だった

(13)文部科学省の関係者が文書をマスコミにリークする。

こうして流れをまとめてみると、今回NHKが公開した文書はむしろ以前netgeekが唱えたストーリーの裏付けを強化するものになったことが分かる。

参考:加計学園問題「総理のご意向」の意味がついに解明。伝言ゲームで誤解が広まった

そもそも、もしも加計学園の獣医学部新設が総理の直接指示だったのであれば、内閣府の担当者は文部科学省とのやりとりにここまで苦労することはなかったのだ。「安倍総理の直接指示です」と一言伝えるだけで意見が通ったはずだった。

だが、そうではなく権限の弱い担当者レベルで対等に戦っていたから、総理からの指示に見せかける作戦などが練られていた。

NHKの解釈では、はじめに流出した文書と今回流出した文書の矛盾点が説明しきれておらず、整合性が取れていない。重要なのは、安倍総理は加計学園の選出プロセスには関与しておらず、決定してから指示を出したという点だ。

全ての真実を知っており、最も説得力のある証言ができるのはメモを作成した牧野美穂氏のみ。

だが、文部科学省に所属する牧野美穂氏はその立場上、都合の悪い発言ができず、どう証言すべきか困り果てている。「記憶がない」という証言は「真実は都合が悪いので語れない」ということを意味する。

記憶曖昧、全容解明はほど遠く 文書作成者「発言真意は不明」

調査対象となった19文書のうち14文書が確認されたが、大半を作成したとみられる職員の記憶は曖昧で、全容解明にはほど遠い結果となった。(中略)

作成したとされる文科省の担当課長補佐は前回調査で「記憶がない」と答えたが、今回は消極的に認めた。ただ、「発言の真意はわからない」とし、あくまで自らの受け止めとの認識を示した。(中略)

調査に対して「当時作ったメモだろう」「ただし発言者の真意は分からない」と答えるにとどまったという。

http://www.sankei.com/life/news/170615/lif1706150062-n1.html

仮に、加計学園選出に「総理のご意向」があったのなら牧野美穂氏ははっきりとそう証言するはずなのに、覚えていないふりをして明言を避けているのは都合が悪いからであろう。これが全ての答えだ。

NHKは流出した文書の一部分のみを捉え、時系列の中で情報を正しく整理する作業を怠ったがゆえに誤った理解をしてしまった。安倍総理が指示を出したのは、現場レベルの担当者が加計学園に内定を出した後であり、選出プロセスには一切関わっていない。

▼この記事が面白かったらいいね!

▼この記事をシェアする









▼netgeekをフォローして最新情報を受け取る


▼netgeekカテゴリー別facebookページ

Comments (10)

  1. 時系列に読み解くと
    先日の記事との答え合わせ出来てしまいますね

    番組制作スタッフがが意図的に印象操作していたなら
    NHK→BPO案件になりますかね
    BPO委員会が現在も左向きなら放置でしょうね

    文部科学省は組織改革は迫られるでしょうね
    そして
    牧野氏→進退伺いか
    将来的には前事務次官と同様に
    出世コースから脱落は免れない

     
  2. 事ここに至っても、総理の不正があった事になっていない。
    友人だから優遇したというのは推測にすぎず、加計学園の方が計画もニーズもあった事が判っている。

    スポンサーの意向で動く民放なら百歩譲って偏向報道もありだが、NHKは駄目でしょ。

    国益と省益を取り違える文科省を叩くならわかるが、それさえ些細な話。
    さっさとお開きにしてもらいたい。

     
  3. 今ニュースウオッチ9見てますが
    一緒懸命に印象操作をしようと
    当番組スタッフの必死過感が
    哀れに見えてきますよ

     
  4. 概ねこんな感じだと思いますね。
    政府の対応もまずかったところもありますが、どれだけ説明しても聴く耳を持たない人には理解出来ないですよね。
    安倍さんもご苦労なことです(汗)

     
  5. 今朝見たニュースでは、新文書を「行線文書だ」とお墨付きを与えていたのが、
    NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の理事長で、
    「日韓市民社会フォーラム」のメンバーである三木由希子氏でした。
    NHKって随分中核派と仲がよろしいんですね。

    もう一度いいます。

    NHKって随分中核派と仲がよろしいんですね。

     
  6. 最初に「総理からの指示に見えるように」と内閣府が提案したように報告書に記したのも文科省の現場ですよ。
    内閣府と文科省の国家戦略特区の折衝において、文科省が一方的に寄りきられてしまい、担当者たちが上司への報告を上げる際に、どうすれば責任を逃れられるかを談合したメモです。
    ハナから親玉が出張ってきて一方的に条件を呑まされるとなったら、当然文科省も面白くないでしょう。
    ここまで話や関係が拗れたのも、利権構造もあるでしょうが文科省の現場の保身が大元の原因ですよ。

     
  7. オラ、よくわかんねーんで
    NHKに間違いを指摘して記事にしてくだせー
    内容が間違っていたら謝罪と訂正が必要だす

     
  8. >文部科学省は天下り利権で甘い汁を吸っており、新しい学校ができると利権構造が壊れてしまう。
    この部分が間違っている。
    何でもかんでも、利権とか天下りとかいう決めつけは良くない。
    大体において、新しい学校ができれば発足スタッフとして大学幹部に天下りを押し込むことができる。

    役人が新しい大学の設立を渋るのは、少子化時代に大学を作ると学生を集めることができないからという至極もっともな理由がある。
    しかし一筋縄ではいかない。
    その時に、税金を投入した上で大学が潰れると責任を追求されるのだ。大体においてそれで部長級の首が飛ぶ。
    また、当然、マスコミと左傾勢力から総攻撃を受ける。これによって財務省からの予算獲得に大きな影響が発生する。
    こいつを役人が恐れているからなのである。
    本質を見極めよ。

     
  9. 行政のやり方を変えようって組織のトップが指示して何が悪いのか全くわからん。
    法令違反や賄賂をもらっていたなら別だけど、違法性は全く無いんでしょ。

     

Leave a Comment




Login to your account

Can't remember your Password ?

Register for this site!