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上田育弘「私のPPAPを勝手に使っているエイベックスに警告書を送りました」←いやいやいやいや

netgeek 2017年1月29日
 

ピコ太郎のPPAPは誰のものなのか。元弁理士の上田育弘氏が先に商標出願をしていた件について、その後、上田育弘氏がエイベックスに警告書を送ったことが分かった。

これだけネットで叩かれてもあくまで本人は強気の姿勢を崩さない。

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PPAPの今後については「価格交渉をしてお互いが合致したところで契約する」と、あくまでお金目的であることを隠さない。そもそも商標権の先取りもビジネスとしてやっているのだという。

正確にはまだ商標権を持っていないことについては上田育弘氏は「問題ない」と説明する。「(交渉は商標権を得る前でも後でも)どちらでもええ。そのために出願してるわけ。だからエイベックスは私の商標を無視できないはずなんですよ。もう出願日で私が勝ってますから。もし私を無視して使用すれば後日、損害賠償請求の対象になる」

特許庁が注意喚起を出したことについては「それ私だと思う」と即答。

参考:自らの商標を他人に商標登録出願されている皆様へ(ご注意)

そして独自の理論を展開し特許庁に文句を言う。「特許庁の立場というのはユーザーに対してできるだけたくさん出願しろと言うべき立場なんですね。だから多出願をガタガタ言うべきではないと思う」

以上の理屈から上田育弘氏が出した結論は、出願のスピードで勝った自分が絶対的に正しいというもの。だからメディアにも堂々と顔を出してインタビューに応じられるのだ。

「エイベックスと当社であれば今回、当社の勝ちなんですよ」

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無数に商標出願を出す手法については、毎日、新聞やネットをチェックして流行りの新しい言葉を探していると説明する。

「新聞をたくさん見て、そこから出願できるものがないか。毎日ありますよ。昨日は50件前後じゃなかったかな~」

出願料は半年間の審査の猶予があるため、とりあえず払わない方針。

「今は払ってません。これから払うかどうか考えます。最低で1件1万2千円。」

この猶予期間の半年の間に企業と交渉し、商標権を売る営業をかけるというわけだ。PPAPについて警告書を送ったエイベックスがまさに今営業をかけている相手といえよう。

申請した商標権の大半が出願却下となっているが、これは企業との交渉に失敗し、諦めたものだと思われる。中には成功し、ビジネスとして成り立っているものもあるのだろう。

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ちなみに上田育弘氏の会社「ベストライセンス」は本人によってしっかりと商標が出願されていた。

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自分のところはしっかりと押さえておく。防御はぬかりない。上田育弘氏の不可解な行動はもしかすると売名目的の愉快犯かもしれないと思われた。

だが、本人は今は有名になりたいわけではないと否定する。

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もうとっくに有名人になったわけだが…。上田育弘氏が弁理士の登録を抹消されたのは2013年のこと。本人は会費(月1万5千円)を払わなかった理由について「別のことにお金を使いたかったから」と語った。

PPAPの権利を強奪されそうなエイベックスは今後、上田育弘氏と真っ向から戦うのだろう。徹底的に争って決着をつけてほしい。

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