「体積の計算で縦×横×高さの順番を守らないと減点する教師はおかしい」←よく言ってくれた!
netgeek 2016年12月29日
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「林先生が驚く 初耳学」で物凄く重要な指摘がなされたので紹介したい。日本の教育にかかわる人間は是非とも参照してほしい。
近年、小学校の算数の採点についてネット上で騒ぎになる騒動が2つあった。
(1)3.9+5.1=9.0と書いたら減点された。先生は「9」と書くのが正しいと教える。
(2)体積の計算でかける順番がおかしいと指導された。公式の順番を守らないと不正解?
この採点方法にネット上では意見が分かれ、「教えられた通りにやるべき派」と「答えがあっていれば問題ない派」で真っ向から対立。林修先生はこの騒動について「相当大きな問題だと思ってます。可能ならこの番組で決着をつけたいぐらい。教える側が数学の本質を理解しないまま教えている可能性がある」と力強く語った。
そこで林先生は自身が尊敬しており、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞を受賞した森重文先生(京都大学高等研究院特別教授)に意見を求めに行くことに。重鎮の意見で決着をつけようというわけだ。
その結果は「減点するなんてとんでもない!」
▼まず、9.0が減点された件について。「何も間違っていないので問題ない」という意見。
▼体積の計算について。
森重文先生は体積の計算については、ガウスが1から100までを全て足し合わせるときに順番を入れ替えて早く計算した例を持ち出し、やはり数学的には問題ないと語った。
ということで林先生の結論。
出典:https://twitter.com/TVMainly/status/813017129154842624
学校の先生が減点したのは「根拠のないルール」「従う必要はない」と言い切ったところが気持ちいい。今後、日本の教育方針に変革が起こりそうな重要な指摘となった。
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