日本の教育の限界を感じる。姉の首都に関する知識が背筋凍りつくレベル
netgeek 2016年9月16日
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まずはTwitterでのやりとりをご覧いただきたい。姉の「日本の首都」に関する認識にびっくりだ。
▼弟が日本の首都を調べているのを見て、「日本に首都とかねーよ」と言い切る姉。…い、いったいどういことだ?
▼「東京じゃないの?」とのコメントに対し「首都ってワシントン的なひとやろ?」と謎の回答。だ、だからどういうことだ!?
▼さらに「日本に首都とか存在するん?海外限定じゃないの?」と謎の設定を連発。
▼最後まで「日本に首都がある」ことを納得できない様子だった。
発言者の年齢は定かでないものの、学校で「首都」について学んでいないのだろうか。ゆとり教育が終わっても、日本の学力崩壊は止まっていないようだ。
しかしその後、このツイートを見た多くの人が「日本の教育の限界」を嘆く中で驚愕の事実を指摘する人が現れた。実は我々も勘違いしていたのだ…。
「日本国の首都は、正式に決まっていない」ということだ。にわかには信じがたい指摘に驚きが広がる。そしてさらに参議院法制局のコメントが紹介され、事実だということが判明した。
また、日本の首都を東京以外だと主張している人もいるようだ。
2016年現在、日本の「首都」は、一般的に東京都ないし東京と解されている。これは、日本の法令で初めて「首都」の語を用いた「首都建設法」(昭和25年法律第219号)が、東京都を首都と解していることによるところが大きい。ただし、同法は1956年に廃止されており、現行の法令で「首都」について直接的な表現を用いて定めるものはない。
(中略)
現在も法律上では「どの都市が首都であるか」という明確な定義がなされていないため、「首都は現在の首都圏にある東京である」という意見の他、「現在も京都と東京という2つの首都が並存している」「京都が正式な首都である」等、様々な首都論・首都認識がある。
なお、世界的に見ると「主都が最大都市」でない国も多く、「首都をおかない国」(ナウル共和国など)や「首都を複数置く国」(南アフリカ共和国など)もあり、一概に首都といっても様々なあり方が存在する。
もちろん今回の一連のツイートは、ここまで深い意味で語られたものではないと思われる。ただせっかくなので読者には「日本には首都を定めた法令がない」ということまでを含めて、これを期に覚えていただきたい。
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