【速報】SEALDsが内部分裂。奥田愛基「牛田の政治判断は間違っている」 VS 牛田悦正「奥田は誤魔化している」
netgeek 2016年8月2日
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すでに解散が決まっているSEALDs。奥田愛基氏は7/27にこんな呼びかけを行った。
シールズ終わったらまたなんか作ろうぜ。 https://t.co/0tzXrnJqs4
— 勉強にもどる動画bot (@aki21st) July 27, 2016
なんと解散してからも何らかの活動をするのだという。そして奥田愛基氏は同じ明治学院大学出身の牛田悦正氏とは反りが合わないと不満を漏らす。「新組織には牛田は入れない」ということか…。
都知事選に関してあんまり言う事ないけど、やっぱ牛田とは意見が違うし、彼の政治的な判断はキツイなぁと思う。とか言ってる時点で彼から見れば日和ってる事になるんだろうけど。
— 勉強にもどる動画bot (@aki21st) July 30, 2016
この投稿を目ざとく見つけ、すかさず反論したのが牛田悦正本人。歯に衣着せぬ物言いで「奥田愛基は誤魔化している」と鋭く批判した。
@aki21st 日和っているというより、誤魔化していると言った方が適切だと思う。
— UCD (@ILLMATIC_UCD) 2016年7月30日
まさに一触即発の事態。SEALDsについては「キングボンビー」と表現されるように明らかに政治活動がうまくいっておらず、一向に結果が出ないことから内部で不満が溜まっていることは間違いない。組織は不調なときに必ず責任の押し付け合いが始まる。とりわけ上下関係が緩いSEALDsでは統制を取るのが非常に難しいと思われる。
▼左が奥田愛基氏で右が牛田悦正氏。
さて、実質的な部下の反抗に奥田愛基はどう出るか。取った行動は直接の口論は避けて抽象的に理想を掲げることだった。心を掌握するために改めて理念を確認するという一手だ。
その一方で、あーだこーだ評論家になって腐す事しかしないのも同じぐらい違和感ある。結局それやっても意味ないわけで、少しでもましな方向に準備してる人達の言葉が一番届いてくると思う。
— 勉強にもどる動画bot (@aki21st) 2016年7月30日
立憲デモクラシーの会とあえて名前つけたり、民主主義と立憲主義をなんとか結びつけようとしてた努力みたいなものをどう考えるか。どっちかの建前を捨てて、どっちかのホンネを言うと崩れる。憲法学者と政治学者は考え方が違う。どちらが手段でどちらが建前か。
— 勉強にもどる動画bot (@aki21st) July 30, 2016
ただ、牛田悦正氏はこれにも噛みつく。とにかく奥田愛基氏とは方針が違いすぎるようだ。
@aki21st 建前での連帯は建前での勝利しかもたらさない。それでも、いまここで、それに賭けているのはわかってるし、俺も行動としてはそうしているつもり。本質的な話とは別。あきからしたら、本質的な内容はツイッターでやらない方がいいと思うんだろうけど、確かにそう笑。
— UCD (@ILLMATIC_UCD) 2016年7月30日
奥田愛基氏はここで返答。正直なところ何を言っているのかは分からない。もっと偏差値を下げないと理解できない会話なのかもしれない。
@ILLMATIC_UCD 牛くんの読んだら、俺から見たらギリギリのめんどくさい交渉や対話(戦い)なんて本当は興味なくて、正しい事に興味あるんだろうなと思う。けどそこがずっと俺らの違いだから今更って感じだけど。
— 勉強にもどる動画bot (@aki21st) 2016年7月30日
そして奥田愛基氏はこれ以上の口論を避け、次のように総括した。くすぶり続ける火種はいつか大火事になるだろう。
もはや何を言っても、「やらない」かぎりは両方ともどうでもいい。建設的な何かが必要。予備選が必要なら、野党disるより、予備選の仕組みを議論したほうが早い!!的な感じでよろしくお願いします!
— 勉強にもどる動画bot (@aki21st) July 31, 2016
なんか今回のことでいろんなことに腹が立ったことだけはよーく覚えて勉強しよう。政党ってなんなのかをもう少し考える。
— 勉強にもどる動画bot (@aki21st) July 31, 2016
牛田悦正氏は我が強いタイプで決して組織で大人しくしている性格ではない。今回起きた内乱を見るに、SEALDsのメンバーは結果を出せなかった奥田愛基を信用しておらず、別の方針こそが正しいと考え始めているようだ。
注目すべきは奥田愛基氏がSEALDsが解散してからもまた新しいことを始めようと呼びかけている点。
以前ホリエモンこと堀江貴文氏が「SEALDsは連合赤軍やオウム真理教のようなテロ組織になる恐れがあるので今のうちから監視し続けることが大切」と説いたことがあった。一度解散してから「ネオシールズ」、「ニューシールズ」というような分かりやすい名前がつけられればまだいいものを、旧メンバーは悪評が広まった名前をロンダリング(洗浄)するべく完全に別の名前をつけてしまえばまた大衆を騙すことが可能になる。
特に奥田愛基氏が事実上のトップだということを隠して誰か雇われ社長のようなトップを据え置けば偽装することも可能だ。こういった可能性まで鑑みれば、ホリエモンの「監視し続けることが大切」という指摘は実に的を射ていることが分かる。アンチホリエモン派も同意した秀逸な考察だ。
麻原彰晃を失ったオウム真理教はその後、実質的なナンバー2とも言われた上祐史浩がAleph(アレフ)を設立し、「ひかりの輪」で完全な独立を図った。
歴史に学ぶことの重要性を痛感させられる。まだ青二才とみられている奥田愛基氏と牛田悦正氏は今後どう動くだろうか。組織は消滅しても危険な思想は消えない。危険な思想は危険な行動を起こさせる。netgeekではSEALDsが解散してからもメンバーの動きを追い続け、牽制として彼らの活動を記事にしていくつもりだ。
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