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国民投票でEU離脱が決まった後に「What is the EU?」がイギリスのGoogle検索2位に浮上

netgeek 2016年6月27日
 

イギリス、EUにとどまらず世界的に大きな影響を与えたEU離脱国民投票では、僅差で離脱することが決定した。72.2%という投票率からもイギリス国民の関心の高さが窺える。そんな中、Googleが衝撃的な検索トレンドを発表した。

参考:Voters ask Google ‘What is the EU?’ just hours after Brexit

国民投票の結果が開示された後、イギリス国内でGoogleのEUに関する検索回数では、「What is the EU?(EUって何?)」が2番目に多かったという。

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▼こちらがGoogle Trendsが発表した結果。本当に2位にランクインしている…。

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(1)EUを離脱するってどういうこと?

(2)EUって何?

(3)どの国がEUに所属しているの?

(4)EUを離脱するとどうなるのか?

(5)EUに所属しているのは何カ国?

▼ちなみに選挙前の「What it the EU?」の検索結果はこちら。駆け込みで直前に検索回数が急上昇している。

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▼「What is the EU?」の選挙前後を含む7日間のデータ。選挙前よりも選挙後に検索回数が上昇していることが判明。

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検索回数の1位は「EUを離脱するってどういうこと?」とその影響を問うもの。僅差での離脱決定を受けて慌ててGoogleに答えを求めたのかもしれない。さらにGoogleによると投票の数時間前には「What is Brexit?」という検索キーワードが上位に来ていたという。

「Brexit」はイギリスのEU離脱を表す造語。新聞やニュースでも頻繁に登場しイギリスのEU離脱の関心の高さを示していた。しかしGoogleの発表は、世界経済を左右するほどの影響力を持つ「イギリスのEU離脱」が実は国民によく理解されないまま投票されてしまったという恐れを示唆している。

離脱決定の数時間後にイギリスの多くの人が急いでGoogleで「EUって何?」と検索を始めるとは、なんとも一抹の不安が残るデータだ。

▼一国の首相が辞任し、一日にして金融業界に大きな混乱をもたらした今回の騒動。もちろん長期的に経済・政治・外交といった広い分野に影響を与える。

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▼6月24日に辞任を表明するキャメロン首相。本当にこれでよかったのかどうか、メディアでは大議論が巻き起こっている。

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▼「自分が何やってるのか自分も分からない」Google Trendsのツイートに対してこのような自虐的なコメントも投稿されている。

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Twitterでは「調べるの遅すぎるだろ!」「離脱派の人たちが自分たちが何をしたのか騒ぎになってから急に調べだしたのね」「何も分かってない幼児に投票なんか求めるべきじゃない!」など辛辣なコメントが多く寄せられている。

そもそも国民投票の多数決で決めたのが間違いだったかもしれない。民主主義を実現するにしてもそれは一部の選ばれたリテラシーの高い層に限って投票させるべきだった。

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