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原田泳幸社長と岩瀬大輔取締役(ライフネット生命)をクビにしたベネッセ、株価をあげる

netgeek 2016年5月12日
 

株式会社ベネッセコーポレーションが11日に原田泳幸会長兼社長(67)と岩瀬大輔取締役の退任を発表したことで翌12日の株式市場はこの首切りを好感し株価を4.59%上昇させた。

マクドナルドで代表を務めていたものの近年は不振が続き、ついにマクドナルド米国本社から解任された原田泳幸氏。「プロ経営者」として移ったベネッセでは結局何の成果もあげることができなかった。

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2014年に代表に就任するやいなや、会員情報の流出が発覚し、会員数が激減したベネッセはやはり信頼を取り戻すことができなかった。直近の決算では82億円の赤字を出しており、原田泳幸氏は「責任をとる」と語った。

またこれに合わせてベネッセは、社外取締役に就いていたライフネット生命の岩瀬大輔氏も6/25で退任が決まったと発表している。

さて、ここで注目すべきは株式市場がこの経営陣刷新をどう評価するかということ。

▼株式会社ベネッセホールディングスの株価推移。5/12に確かに上昇している。

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前日より112円(4.59%)上げて株式市場は首切りを好感した。この日の日経平均株価は前日比0.41%アップだったので、原田泳幸社長と岩瀬大輔取締役の退任は実質的に4.18%の株価効果があったといえる。インパクトとしてはかなり大きい。

▼ちなみにこちらはライフネット生命の上場して以来の株価推移。期待して株を買った人は大損だ。

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原田泳幸氏についてはメディアからプロ経営者と呼ばれることが多いが、焼畑農業的な経営手法には批判の声もあがっている。

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原田泳幸氏は赤字の会社に外部から乗り込んで非情なリストラを断行することで黒字経営に戻すのが得意とされる。だが、長期的にみればリストラは社内の利益を生む人材を他社に手放すことになり、実際にマクドナルドのときに原田泳幸氏の下で働いていた部下たちは現在、ロッテリア、バーガーキング、すき家などのライバル企業で大変活躍している。

参考: 【衝撃】マクドナルド原田泳幸CEOに追い出された幹部たちの現在がとんでもないことに!なんで辞めさせたんだよ!!

社内外からは「原田泳幸氏は自分の方針に従わない人材を辞めさせてしまうので優秀な人材も流出する。リストラの基準にいまいち納得感がない」という指摘もきかれる。

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ベネッセを追い出された原田泳幸氏、次はどこに行くのだろうか。三菱自動車、シャープ、東京都知事…。もしかすると次はあなたの会社かもしれない。

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