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カナダの15歳の少年がマヤ遺跡を見つけたというのはガセ。科学誌Newtonも釣られた。

腹BLACK 2016年5月12日
 

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カナダ在住の15歳の少年が「マヤ遺跡は星座に沿ってつくられている」という仮説を立て、23番目の星座に一致する都市を衛星写真から探し当てた歴史的発見について、専門家から懐疑的な声があがっている。

古代文明に強い興味をもつウィリアム・ガドリー君は星座の位置を基準に23番目の遺跡の位置を推測した。

mayaiseki_gohou (2)

その後、カナダの宇宙局の協力を得て航空写真を入手し、ピラミッドと思われるものが写っている場所を発見した。このニュースは世界中を驚かせ、子供が偉業を成し遂げたと多くのメディアで取り上げられることに…。

だが、マヤ考古学者Dr. RawheaDはこの発見を即座に否定する。

そもそもマヤ人の慣習として西洋星座を基に都市をつくっていくという発想はないのだという。そして衛星写真で遺跡のように見えた場所は昔のトウモロコシ畑だった。入り組んだところで、現地の人も探索するのが難しい場所なため、目視で確認しないまま発表してしまったことが、誤報に繋がった。

このまさかの事態を受けて科学誌のNewtonは一旦はニュースを取り下げた。珍しいハプニングだ。

その後、マヤ文明の専門家から続々と否定的な指摘が相次ぎ、世界中の各メディアが訂正を出すことになった。ちなみにDr. RawheaDさんによれば、「メディアが事前に専門家に意見を聞いていれば100人中99人は否定する話」なのだという。

マヤ遺跡は実は数多く存在するので、いくつかを選んで線で結べば何らかの形になることは珍しくない。

mayaiseki_gohou (1)

偶然星座の形に合致しているように見えて、星座が基になっていると誤解してしまうのも無理はないのだ。間違った仮説はともかく、今回は検証プロセスが不十分なまま発表してしまったことで大変な騒ぎになってしまった。

過去には、名古屋城の周囲のコメダ珈琲の店舗を線で結ぶと三角形の結界ができるという情報が拡散されたことがある。

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参考: 【画像】名古屋城を中心にコメダ珈琲を結んだ結果六芒星ができた!!!【コメダ結界】

このときのカラクリも、実はコメダ珈琲店は他にもたくさんあり、仮説に合うような店舗だけを線で結んだだけにすぎなかった。自分の仮説の都合のいい部分にのみスポットライトを当て、不十分な検証で後から誤りが分かる流れといえば小保方晴子さんのSTAP細胞騒動が思い起こされる。

15歳の少年については残念ながら今回は誤りだったようだが、彼は12歳のときから独自に研究を進めており、専門家からは「ここまでできるのはすごい」「この調子でどんどん研究を進めてほしい」「大物になるに違いない」と褒め称える声があがっている。

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