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堀江貴文「詐欺に騙されたことが多い経営者こそ優秀なんだよ。何でか分かる?」

netgeek 2016年3月6日
 

堀江貴文氏がホリエモンチャンネルにて、「詐欺被害にあって損したことがある経営者こそ優れている」と独自の論を展開し、視聴者を唸らせた。一体どういうことなのか。

話題のきっかけは、ホリエモンがロシアの宇宙船「アルマズ」に56億円を投資したのに、騙されて訴訟沙汰になってしまったこと。

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目が飛び出るほど大きな金額のため、ホリエモンはさぞかし落ち込んでいるのだろうと思いきや、案外そうでもなく平気な顔をしている。ホリエモンの失敗を週刊誌やテレビがこぞって取り上げるのに対して、「そういう野次馬連中はビジネスを理解していない」と卓越した境地から思考する。

この点について切り込んだ発言をしたのは株式会社ヒトメディア代表取締役で投資家として活躍する森田正康氏だった。

森田正康氏「投資してたら詐欺なんて100回くらいかかるよね(笑)」

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森田「全部が上場するわけないんだから9割、大体なくなっちゃうよね。日々詐欺にあってるようなもの」

堀江「うん、だから日々詐欺にあってるようなもんなんだけど、普通の人は詐欺にひっかからないじゃん?それはなんでかっていうと、投資をしないから。」

これでようやくホリエモンの言わんとすることが分かった。つまり投資家をはじめとして優秀な経営者は果敢にリスクを取りにいき、失敗を重ねていく中で何かが大当たりして結果的に儲けることができるのだ。一説では事業の成功確率は3割とも言われており、どんなに頭がいい人でも打率を上げるのには限界がある。

そこで、カギになるのが「挑戦の回数」になるというわけだ。バットを振る機会を増やせば空振りも増えるが同時にヒットも増える。優秀な経営者とはリスクを恐れず、溢れんばかりのバイタリティで挑戦しまくる人のことを言うのだ。空振りの回数など気にする必要はない。

堀江「なのに、俺が失敗すると『ほれみろー!やーい!ばーかばーか!』って言ってくる。だけどたまに成功するから今度は妬みが生じる」

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森田「ベンチャー投資は成功率1~2割で社員は養っていける感じになります」

堀江「宇宙開発でいうと、現時点で成功しているのはスペースX(イーロン・マスクの会社)ぐらいであとは全部詐欺みたいなもんだよね」

サラリーマンが少しの失敗で上司に怒られたり左遷させられたりするのとは対照的に、ベンチャービジネスの世界は失敗するのが当たり前。多数の事業に失敗しようとも出来る限り損切りを早くし、目が出た事業を伸ばしていけばトータルでは勝つことができる。

なお、投資家を騙すほうははじめから金を騙しとってやろうという悪意があるわけではなく、結果的に詐欺になるパターンが多いという。

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堀江「事業が思い通りにいかなくて最初の事業プラン通りにずるずるいって終わりってパターンが多いね。成功した人はだいたい軌道修正してる」

森田「そうだね、ピボットしてるね。あとは社長が自分だけ助かろうとすると詐欺っぽくなる」

目から鱗が落ちる動画はこちら。

https://youtu.be/-PgSrl9FaFk

ここまで読み進めてようやくホリエモンの言う「詐欺に騙された数が多い経営者こそ優秀」の意味が腹落ちした。ハイリスクハイリターンなベンチャー業界でリスクをとらない者は賢者ではなく、ただの臆病者だ。体が傷だらけになっている者こそ強く優秀なのだ。

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