人工知能に小説を書かせたら素晴らしい名作ができあがった。この作品は読んでおかないと損だ。
netgeek 2016年2月8日
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Artificial Intelligence、通称AIは人工知能のことを指し、身近な例でいえばiPhoneのSiriもAIの一つだ。人工知能は我々人間が汗水たらしてやっていた作業を早く正確にやってくれるようになると期待され今後の進化に注目が集まっている。
そんな人工知能について、なんと創造性が必要な小説まで書けるようになったと新聞に人工知能が書いた文章が掲載された。立派にオチまでできている作品をご覧あれ。
この小説はあまりにもいい出来栄えで凄いとTwitterで注目を集め、「星新一みたい」という指摘がいくつか寄せられた。それもそのはず、この人工知能をつくった公立はこだて未来大学の松原仁教授はコンピューターに星新一のショートショート全編を分析させ、学習させたのだ。
▼その後、松原仁教授はこの小説を「星新一賞」に応募した。コンピューターが小説家になる時代はすぐそこまでやってきたということか。
▼ただ一方で、「全てを人工知能が書いたわけではなく、一部は人力で修正している」という報道もあり。
いずれにせよ、人の仕事が機械に取って代わられる未来が近づいているということに変わりはない。コンピューターの処理能力であれば、一瞬にして草案ができあがり、あとは人間は微修正するだけという仕事のあり方も生まれるかもしれない。
この人工知能についてもっと詳しく知りたいと思い調べたところ、「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」という名前でウェブサイトが特設されていることが分かった。
開発にあたってははこだて未来大学の教授陣が中心となり、名古屋大学、法政大学、 東京工業大学、東京大学、北海道大学、静岡大学の先生方がそれぞれテキストマイニング、言語処理、物語生成、デジタル・ストーリーテリングなどの専門分野を担当してプロジェクトを進めている。
今後は学習させる小説家次第で人工知能にも個性が出てくるのだろう。あなたはどの小説家の文章を学んだ人工知能の作品を読んでみたいだろうか?
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