【衝撃】モナリザの絵の下には3枚の絵が隠されていることが判明した
netgeek 2015年12月14日
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世界で一番有名な絵画「モナリザ」に衝撃の事実が発覚した。最新技術を駆使してモナリザをスキャン解析したところ、なんとモナリザの絵は複数の層でできていることが明らかになったのだ。
参考1:Revealed: The OTHER Mona Lisa. Second portrait of a woman is spotted under da Vinci’s masterpiece
参考2:French scientist ‘discovers hidden portrait’ beneath surface of da Vinci’s masterpiece ‘Mona Lisa’
普段我々が見るモナリザはこちら。謎めいた微笑みを浮かべる女性の肖像画だ。
この絵を、フランスのエンジニア、パスカル・コット氏が反射光技術と呼ばれる技術を使って解析したところ既存の絵の下になんと3つの異なる絵があることが判明した。
こちらは一番下に隠された絵をコンピューターで復元したもの。
この絵に描かれている女性は表面のモナリザと違い、目線は正面を向いておらず。また微笑んでいない。そして、モナリザよりもスリムなのが特徴だ。コット氏はこの女性は表面に描かれている女性とは別人だと主張している。
そして、こちらはコット氏が解析して浮かび上がった別の輪郭。ダヴィンチは表面の絵を描く前に別の絵を描いていたのだ。
現在、モナリザのモデルになった女性に関しては、フィレンツェの豪商の妻リザ・デル・ジョコンドという説やダヴィンチの恋人モナ・パシフィカという説など諸説がある。コット氏の発見はその謎を解く重要な手がかりになるかもしれない。
美術史家のグラハム・ディクソン氏はコット氏が発見した女性の絵はリザ・デル・ジョコンドのオリジナルの肖像画だと主張している。
しかし、他の美術史家の中には彼やコット氏の主張に懐疑的な人物もいる。マーティン・ケンプ氏によると、ダヴィンチは最初に描いた絵の上から描き直すことはよくあったそうだ。そのため、ケンプ氏は単なる絵の制作過程なのではないかと主張している。
モナリザの謎は解明するどころか深まっているように感じるのは気のせいだろうか。今後、モナリザにどんな展開があるのか注目していきたい。