一目で分かる「青春18きっぷ」を使って1日で行ける範囲
netgeek 2015年12月11日
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毎年、春・夏・冬の3シーズンに発売される「青春18きっぷ」。1日たったの2,730円でJR線の普通電車が乗り放題になるこのサービスを使うと、最高でどこまで移動できるのか疑問を持ったことはないだろうか。その謎をTwitterユーザーの「ねんじん(@nenjin_fish)」さんが解決しているので、ご紹介したい。
まず、東京駅から始発電車でスタートした場合。
東京駅からは小倉駅〜青森駅の範囲を1日で移動できる。意外と範囲が広くて驚いた方も多いのではないだろうか。ちなみに、JR東日本エリアから北進する時は青春18きっぷではなく「北海道&東日本パス」(1日あたり1,470円)を使った方がお得だ。一部の私鉄や第三セクターの路線にも乗車できるため効率的に移動できるというメリットもある。
次に、大阪駅から始発電車でスタートした場合。
大阪駅からは、北は石越駅(宮城県)、南は八代駅(熊本県)まで移動可能だ。東京よりも九州に近い場所からスタートするにも関わらず、九州で移動できる範囲はあまり広がっていない。最北端もかなり南に後退したので、東京からスタートする時よりも移動できる範囲は狭まった印象を受ける。
最後に、博多駅から始発電車でスタートした場合。
博多駅からは北進すると千路駅(石川県)や松本駅(長野県)まで移動できる。流石に博多駅からは九州全域に到達できると思いきや、九州の中でも特に九州南部は交通の便が悪く、宮崎県や鹿児島の一部に1日で到達できない地域(油津〜志布志間)がでてくる。
皆さん、一度「青春18きっぷ」でのんびりと旅をしてみてはいかがだろうか。
JR各社は経営合理化の一環として、赤字路線の廃止や第三セクターへの移管を進めており、年々、青春18きっぷが使えない地域が増えている。また、来春からは北海道新幹線の開通により在来線は青函トンネルを走らなくなるため、18きっぷだけでは北海道に行けなくなる可能性が高い。是非とも、今のうちに青春18きっぷを使って日本全国を旅してほしい。