【速報】ハトはX線写真を観察してガン細胞を見抜ける特殊能力の持ち主だった
netgeek 2015年11月28日
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ハトにはガンを識別できる能力があることが海外の研究によって判明した。ハトを訓練したところ、マンモグラフィーの画像にガンが写っているかどうかを高確率で判別することができたというのだ。実験動画が公開されているので是非とも紹介したい。
参考:The pigeon will see you now! Birds can spot cancerous breast tissue
こちらが実験に使った装置とハトの様子。ハトは画面を眺めている。
画面中央にはマンモグラフィーの画像(ピンク)、その両サイドに青と黄のラインが表示されている。ハトはこのマンモグラフィーを見て、ガン細胞があれば青のライン、ガン細胞がなければ黄のラインをタッチするように教えられており、正解すればエサがもらえるという訓練を受けていた。
▼こちらは実験のGIF動画。ハトはくまなく画像をチェックして、ガン細胞の有無を判断しているのが分かる。
当初の精度は50%程度だったが、実験開始13日目から15日目くらいには85%まで上昇し、中には99%まで達したハトもいた。
▼実験動画はこちらから視聴可能。0:35あたりから実験シーンが始まる。
同じ実験を人間にやらせると、精度はどのくらいになるのだろうか。
実は、放射線科医にやらせても、ハトと同じくらいの精度しかないことが分かった。裏を返せば、ハトはかなり正確ということで、医者が見逃したガン細胞がないかをハトに後からチェックさせれば、誤診の可能性はかなり減るに違いない。
ところで、ガンといえば、犬にもガンを見つける能力があることが知られている。ガン探知犬だ。
ハトが視覚でガンを見つけることができるのとは違い、犬は嗅覚でガンを見つけることができる。医療機器がどれだけ発達しても発見が遅れてしまう不治の病から人間を救ってくれるのは動物達なのかもしれない。