【衝撃】世界一乾燥しているアタカマ砂漠がお花畑になる珍現象が起きた
netgeek 2015年11月15日
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世界で最も乾燥している地域、アタカマ砂漠の辺り一面が花畑になるという不思議な現象が起きている。原因は、エルニーニョ現象による異常な大雨。自然が作り出した美しい景色をご覧あれ。
参考:Weather Phenomenon Causes One of the Driest Deserts to Burst into a Vibrant Flowery Field
こちらは普段のアタカマ砂漠の様子。もちろん花などどこにも見当たらない。
アタカマ砂漠はチリ北部に位置し、西に山地、東にアンデス山脈がある。平均標高2000メートルの盆地状になっているため湿った空気は遮断される環境にあるのが特徴。恐ろしいほど乾燥しており、降雨量は極めて少ない。写真のように植物はほとんど育たないのだ。しかし、エルニーニョ現象によって大雨が降ると様子は一変する。
大雨が降った後の写真はこちら。なんと砂漠に花の絨毯が!すげええええええええ!
今年の初めに起きたエルニーニョにより、チリの太平洋側の海水温は急激に上昇し、普段は全く雨が降らない砂漠地域にまで大雨をもたらした。そして、このとおり、砂漠一面に花が咲き誇るという珍現象が起こったのだ。この現象が最後に確認されたのは18年前の1997年。エルニーニョが特に激しかった年だ。
▼踏み固められた道路以外には、綺麗に花が咲き誇っている。ものすごい生命力だ。
▼滅多に見られない景色に子ども達は大はしゃぎ。
▼記念撮影をする親子。
▼咲いているのは「グアナコの足」というチリ固有の花。
▼だいたい20〜40cmくらいの大きさに育ち、ピンクの花を咲かせる。
この美しい景色を見るために、多くの観光客が訪れることだろう。残念なことに、花は11月末までには枯れてしまい元の砂漠の姿に戻ってしまうとのこと。次はいつ見られるのだろうか…。砂漠の奇跡を一度は生で見てみたいものだ。