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グリーの株価暴落で逃げ遅れた年寄り達が株主総会で大暴れ!

netgeek 2013年10月1日
 

とある投資家がグリーの株主総会に出席したときの荒れた様子をツイッターで実況中継していた。時期が時期だけにかなり荒れた模様。

悲惨なグリーの現状

グリーと言えば海外展開に失敗し、利益が急減。一時の「任天堂の倒し方知ってます?俺らはもう知ってますよ」という社員の強気発言はどこへいったのやら…株価はだだ下がり。
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2013年6月期の売上高は1522億で前期と変わらないものの、営業利益は827億から486億に半減!海外進出が失敗した分だけ、コストが嵩み利益が減っている。それでも当期純利益が225億あるのが驚きだが株主は大損しているはずだ。今回の株主総会は大荒れが予想される。

無題

好調なDeNA

そう言えば、ライバルのDeNAはどうなっているんだろう。株価と財務状況を調べてみた。

株価は悪くない。同業種なのにグリーほど下がっていない。

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売上高も利益も右肩上がりで絶好調!当期純利益が455億でグリーの倍ほどある!なぜこんなに差がついてしまったのか…。

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DenAは成長市場で既存事業をじっくりと育てているのに対し、グリーは急成長を目指すあまり無理に海外進出を狙ったのがよくなかったか。

 株主総会の様子

さぁここからは株主総会のツイッター実況だ。
こういうのって写真に撮っても何も言われないのだろうか。

 

 

グリーと言えば、若者をターゲットにしたSNSとソーシャルゲームの会社なのに、高齢者が多いのはなぜだろう。ブームに乗り遅れまいと株を買ったものの、すでにブームに乗り遅れていることに気付かなかったのだろうか。

 

 

 

怒り余った株主が、田中良和社長に無茶な要求をしている模様。そう言えばライブドアショックのときもホリエモンに文句言い散らしていた爺さんいたなー。「老後の資金全部失った!そうしてくれるんだ!金返せ詐欺師!」ってあんたが悪いんでしょうが。

 

 

不毛な質疑応答が繰り広げられているとか。

こちらの投資家の方はブログもやっているようで、まとめを次のように書いていた。

参加者300人程度。当初、もう少し多めな参加者を目論んでいたようで、別室も用意されていたようだが、500人規模の場所で2/3埋まるのが精いっぱいと言った所。

爺様婆様が多かったのでもしかと思いきや、やっぱり荒れました =)

質疑応答で夏野さんにマイクが回ってくることがあって興味深かったですね。今考えると唯一の見せ場でした。

業績の悪さは認識している状況で、フィンランドのゲーム(Angry Birdのことかと)とかガンホーのゲーム(言わずと知れたパズドラ)とか何がヒットするかさっぱり分からないので取り敢えず数を出す必要がある。今後、 この業界に大きな波が押し寄せてくるかもしれず、その時には再編止む無い状況になっているだろう。その時、重要なのは規模で、グリーの規模があれば様々な 対策を練れる。

みたいない話をしてました。

後は、まあ株価の話ばかり。2500円で買ったのに今株価1/3でどうしてくれるんだ、的な。どかんと花火を上げて株価を上げろ、的な発言に会場大拍手と かそれはもう、ねえ。オミヤも実に貧そうな感じの奴で、株主の立場だとオミヤにおカネを費やすのは良い傾向とは言えないはずなんですが、まあ爺様婆様の集 まりですから、ねえ。

役員報酬を減らせとか新株予約権を放棄しろとか。まあ残念ながらその決定権があるのは、平謝りの経営者でもあり大株主でもある彼らであって、僕らマイノリティではないのです

http://inv.synchack.com/2013/09/6.html

 

パズドラやアングリーバードなどネイティブアプリの猛進が続く中、プラットフォームを提供するSNSの存在意義が揺らぎ始めている。ヒット作を出さなければいけないのは皆分かっているが、狙って当たるものではない。海外進出に失敗したグリーは成長を追い求める手立てがなくなり、当分苦境が続きそうだ。

藤田晋の予言

最後に…この海外進出の失敗を予想し、見事に当てた人物がいる。サイバーエージェントの藤田晋だ!

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自身のブログ「渋谷ではたらく社長のアメブロ」で次のようにつづっている。

最近、複数の国内のネット企業が、

海外から撤退するという情報が

立て続けに入ってきて、去年、

「来年みんな帰ってきますよ」
「来年は海外撤退ブームですよ」

などと、月間BOSS(記事の下のほう

などの取材で自分が答えていたのを
思い出しました。

それで、「ほら、わしの言ったとおりじゃ」
的な自慢を社内でしていたら、

村の長老みたいですね」

と言われたのですが、実際、

黎明期からインターネット村で
生き残ってきた立場で言わせて

もらえば、消えていったほとんどは、
波に流されていた人たちです。

2000年ネットバブルの頃もそうだし、

2004年買収ブームの頃もそうだし、

ちょこちょことした波は、もっとたくさんありました。

昨年までは、ちょっとしたグローバル
ブームと言ってもいいほど、

各社の海外展開が注目されていました。

海外展開を期待されて株価が上がったし、

グローバルの特集記事を組んだメディア
から取材を受けたし、

採用をしていても「御社の海外展開は?」

と例年以上に頻繁に尋ねられました。

大概、株価、メディア、採用は3点セット

で波のように押し寄せてきます。

それらに背中を押されるように海外に

出ていった会社も多かったですが、

最近では株式市場もメディアも

何事もなかったように波が引いて、

株価のテーマにならず、メディアでの
特集もみかけません。

もちろんそんなことに関係なく、

グローバル戦略は我々含めこれから

の企業には必須です。
でも、グローバルブームに流されて

いたように見えるネット企業は、

海外市場の成長性、規模、競争などの

面から言えばその通りでも、

私には肝心の事業がなかったように
見えました。
だから「帰ってきますよ」などと、
覚めて答えていたのです。
(当社の海外戦略については2010年に

ブログに書いた とおりです)

もちろん、波をうまくのりこなすこと
大事
です。
また、リスクを取らなければリターンも

ないのも事実です。

しかし、サーフィンと同じで、

自分の実力でとれるリスクの範囲で

波に乗っていなければ、

重傷を負うこともあるし、命を落として

しまう危険性もあります。

長老になってくると海の怖さを熟知して
いるので、嵐の日に、
「あの若者、海に出たのか!?」

みたいな気持ちになることがあります。

昨今は、LINE、パズドラの決算や

株価の上昇、メディアの特集を見て、
急に、やはりネイティブアプリだ!

と一攫千金を夢見る人が増えてきました。

長老としてはもちろんそれがどういう

ことかを知っているつもりです。

事業会社の人は、主体性を持たず
3点セット(株価、メディア、採用)
で押し寄せる波に流されるのは、
とても危険なこと
なのです。

「・・そこは真っ赤な海じゃ!」
と、長老風に締めくくりましたが、

我々、ネイティブアプリにおいても

グループ挙げて成功を収める所存です。

http://ameblo.jp/shibuya/entry-11570903153.html

 

見事に言い当てている。この洞察力はどこからくるのか。長老すごすぎる…。

余談だが藤田さんは上場したときはすごくあか抜けない容姿であった。

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それが経営者としてマスコミに出る機会が増えて洗練されたルックスに。

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イケメン経営者と言われるようになり、奥菜恵と結婚。

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もう福井県の田舎出身には見えない。

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もはや完全に別人。

人は変わることができる。

今は苦境に立たされているとはいえ、一代で大企業をつくりあげた男だ。今後のグリーの田中社長の成長に期待したい。

 

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