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【炎上】朝日新聞がトルマリン付きのシャワーに殺菌能力があると大誤報!インチキなマイナスイオンを大々的にキャンペーン中

Gil Pender 2015年10月28日
 

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誤報や捏造が相次ぐ朝日新聞が今度はニセ科学に引っかかり嘘八百の記事を世に出してしまった。そのニセ科学とは、誰もが非科学的なものだと知っている「マイナスイオン」だ。

事の発端は10/14に朝日新聞が公開した、福岡のメーカーが開発した殺菌能力のあるシャワーヘッドに関する記事。

▼こちらの記事は現在、訂正されておりこちらから訂正前を見られる。

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なんとトルマリンという石をシャワーヘッドに取り付けるだけで水が電気分解されてレジオネラ菌を殺菌できるというもの。これだけで、十分、胡散臭く感じてしまうのだが、もしも本当にトルマリンで水が電気分解されるのなら話は別だ。

▼確かに、電気分解は浄水器にも使われる原理で、殺菌効果はある。

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参考:残留塩素濃度維持装置「復活くん」

簡単に説明すると、水道水には微量の塩素が元々入っており、電気分解するとHClO(次亜塩素酸)が生成される。次亜塩素酸には強い酸化力があり、殺菌効果がある。しかし、あくまで水に一定量の塩素が入っていることが前提なので、このような指摘もされている。

▼そこまで塩素が入っていたらそもそも水道水の基準違反で大問題。

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では、トルマリンという鉱石に電気分解を起こす力はあるのか?

▼こちらはトルマリン鉱石の写真。多彩な色があり10月の誕生石として有名。

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トルマリンで水が電気分解できるという話は、1989年に「固体物理」という学術誌に載った久保哲治郎氏の論文が元ネタになっている。

▼しかし、彼の論文には決定的な誤りがあった。山形大学理学部准教授の天羽優子氏はこのように指摘している。

久保氏の主張に書かれている「電気石は自然分極している」、これは正しいんですね。そうすると、「正・負の分極間で電位が発生する」、ここまでも静電現象としての電位ですから正しいんですよ。ところがこの人は、電位が発生することを電池と混同したんですね。(中略)トルマリンの場合は絶縁体ですから、表面に電荷が出てきたとしても、それは 静電気的なものであって、トルマリン中では電気は流れません。電流源にはならないので、電池とはまったく違います。だから、微弱電流が流れ続けると言っていることが大間違いで、これは完全な勘違いです。電気分解は全く起きませんということになります。

http://www.csij.org/01/archives/watersoil_010.pdf

▼さらに、鉱物学を専攻する広島大学の大川真紀雄助教授はインチキだと語っている。

トルマリン(電気石)が遠赤外線や“マイナスイオン”を放出したり,電磁波を吸収したりするという一見科学的な鉱物の効能を売りにした商品が出回っています。(中略)こういうものはニセ科学(似非科学、疑似科学とも)とよばれ、一見科学的に見えますが実はインチキなのです。遠赤外線はどんな物質からも放射されていますし、マイナスイオンに至ってはそもそも科学用語でさえありません。

http://www.hiroshima-u.ac.jp/sci/kiseki/geol/p_ac2b4e.html

このように、トルマリンは「マイナスイオン」というニセ科学で人を騙して商売をする業者がよく使う手なのだ。しかも、これは少し調べれば簡単に分かることだ。

こうして一般人でも見抜ける誤報を流し、盛大に炎上した結果、朝日新聞は最終的に胡散臭い商品に騙されたことを認め記事を訂正した。

▼訂正に関する記事はこちら。訂正後の記事はこちら

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日本で2番目に読まれている新聞が、このような低レベルのミスをするとは情けない限りだ。

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Comments (1)

  1. もしこれが誤報の類であれば、こも福岡のメーカーはTVCMなどにも出ている、
    業界1位の会社のはずだ。
    この浄水機能は半年毎に交換しなければならないし、全ての根拠が不誠実であれば、それもただの保守ビジネスになってしまう。

     

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