ナイキのロゴ4200円、Appleのロゴ0円、Twitterのロゴ1800円、東京五輪ロゴ1億3千万円←最後のなんじゃこいつ!!!
netgeek 2015年10月11日
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しかも、訴訟沙汰にまでなった五輪エンブレムの二の舞いにならぬようにと調査を2週間も延期したのに、発表からわずか数時間でそっくりなデザインが見つかる始末。
フランスのメガネ店「Plug&See」にそっくりなのは偶然なのだろうか。それとも…。いずれにせよロゴの制作に1億3千万円もかかったというのは到底納得できない。そこでnetgeek編集部では有名企業のロゴマークの制作費を調査してみた。
(1)ナイキ、35ドル(4,200円)。
ナイキの創設者で当時大学生だったフィル・ナイトは学校を卒業したばかりのキャロライン・デビッドソンにデザインを依頼。「時給換算して1時間2ドルでつくってほしい」とお願いして最終的に35ドル(4,200円)を支払った。有名すぎるスウォシュのロゴデザインはなんと名も無き駆け出しのデザイナーがつくったのだ。
(2)Apple、0円。
PR会社で仕事をしていたデザイナーのRob Janoffはスティーブ・ジョブズから木製のPCを売り出す際にロゴが必要なのでつくってほしいと依頼された。ジョブズいわく「報酬は宣伝を依頼するついでだからタダで。一目で何か分かるもので、可愛くなりすぎないようにしてほしい」。Rob Janoffはリンゴを買ってきてあれこれと悩み、最終的に丸いリンゴのロゴと噛じられたリンゴのロゴを2つ用意した。
ジョブズは丸いほうはチェリーに見えるからという理由で噛じられたほうを選び、さらに「企業には色が必要だ」と主張してカラフルな配色をつけてもらった。
合わせて読みたい→Appleのロゴをデザインしたカリスマデザイナーが日本のある会社のロゴもつくっていたことが判明
(3)Twitter、15ドル(1,800円)。
サイモン・オキシレイ氏がデザインを担当した。なお今は黄金比をもとに少し形が改良されている。
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ということでロゴはお金をかければいいものが出来上がるというわけではない。ロゴが出来た後に知名度や信頼性を高めていき、人々の意識に固定概念を植え付けることが大切なのだ。
1億3千万円の詳細は明かされておらず、やはり東京五輪のロゴの値段は異常としか言いようがない。そもそもこの楽天のようなロゴは良さが全く分からない。
いっそのことクラウドソーシングサイトで誰でも応募できるようにして、投票で決めたほうが盛り上がると思うのだが…。コネを元に既得権益を握った人たちの金儲けビジネスにオリンピックが利用されるのはもううんざりだ。
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