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元ライブドア熊谷史人副社長が語る「ホリエモンがSONYに敵対的買収を仕掛けようとしていた裏話」

netgeek 2015年9月8日
 

証券会社出身でライブドアと取引があったことをきっかけに堀江貴文社長に引きぬかれ、ライブドア本体の副社長として活躍した熊谷史人氏がTwitterにてライブドアがSONYを買収しようとしていた話を披露した。

NewsPicksで堀江貴文氏が幻のSONY買収について語った記事を参照し、自分の視点からの見解を述べ始めた熊谷史人氏。

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これは大変貴重な意見だ。Appleが次々とイノベーションを起こすのとは対照的に後追い製品しか出せなくなったSONYは赤字に苦しむようになった。もしあのとき、ライブドアがSONYを買収していたらまた違う未来が見られていたであろう。

▼ライブドアが狙っていたのはSONYの一部事業のみ。残りは売却する予定だった。

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▼SONYを買収しようと考えたのはライブドアという会社の認知度問題をなんとかするため。ブランド戦略でもあったのだ。

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▼ライブドアという会社のブランドについて野球を例えに出して考察する。

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ホリエモンについては数々の書籍から歴史が追えるが、熊谷史人氏は1冊も本を出していないのでこうした情報発信は大変ありがたい。

そして話はニッポン放送買収に遡る。当時、堀江貴文社長は買収まで押し切るべきだと主張したが、他の取締役はもう無理だと全員反対した。

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熊谷史人氏は当時の判断を「自分のミス」と後悔。もちろん敵対的買収は「和解」という形で頓挫したとはいえ最終的にライブドアは大儲けし、宮内亮治CFOは「カツアゲしてやった!」と発言したとも言われている(※宮内氏が出した書籍ではこの発言があったことは決して否定していない)。

そしてここからが驚きの暴露。なんとライブドアグループは銀行取引に加えてリース取引まで止められる嫌がらせにあったのだという。

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犯人はフジサンケイグループなのかどうかは不明。こんな黒い世界があるとは驚き。

▼こうして兵糧攻めにあった結果、熊谷史人氏は資金難を心配して和解に踏み切った。

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あのとき関係者が口を閉ざして語らなかった裏側でこのような攻防が繰り広げられていたのだ。

最後に、堀江貴文氏という人物について最もすごいところは「人を動かす力」。

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オン・ザ・エッヂ時代からライブドア時代に至るまで、組織を急拡大させられた要因は、ホリエモンの人心掌握術と優秀な人にはべらぼうに高い報酬を払うという人事方針が功を奏したものと思われる。

なお当時の詳しい状況については堀江貴文氏と宮内亮治CFOが出版した以下の2冊が参考になる。ライブドア事件で検察、裁判官が登場する場面では宮内氏は「堀江の指示で動いた」、堀江貴文氏は「宮内が主犯だった」と言い合っているところが見どころ。

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