漫画家の鈴木みそ「電子書籍の収入が1000万円超えたぞおお!しょぼい漫画家なのでこんなに売れたことないです(笑)」
netgeek 2014年2月9日
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東京藝術大学出身の漫画家、鈴木みそ氏が自身のブログで2013年の収入を公開した。その金額が1000万を超えていたのだから、電子書籍はここまで儲かるのかと話題になっている。
確定申告の時期が近づいてきたので、去年のKindleのあがりを計算してみました。
ギリギリ温泉1 21410部 793448円
ギリギリ温泉2 10157部 2303902円
ギリギリ温泉3 8097部 2114839円
ギリギリ温泉4 8014部 2073344円
アジアを喰う 2101部 685174円
マスゴミ 1689部 440496円
僕と日本が震えた日 6812部 1560762円
エガリテ 412部 33600円
Proper Ways to Detect and Measure the Amount of Radiation 14部 490円と、いうことで、トータルでどうなったかというと。じゃーん。58706部10006057円
行きました。1千万円!みなさんありがとうございます。大台乗りました! いやあ、すげえ。「ナナのリテラシー」で描いた通り、しょぼい漫画家なので、こんなに売れたことないです、ホント(笑)で、今年はどうなのか。電子はどれくらいいくのか。毎月30万円くらいコンスタントに売れているんですよ。い つまで続くのかはわからないんで、まったく安心はできないんですが、新しいユーザーが電子に流れ込んで来るんじゃないかというのがプラスの部分。たくさんの作品が電子化されて、出版社がセールを繰り返すことで、個人の作家が目立たなくなって売れなくなるのではないか。というのがマイナス部分。差し引きで ちょっとプラスかなと。今年は3分の1から半分くらい、300万から500万円くらいは電子でいけるんじゃないかとみてます。新作も出していくしね。引き続きよろしく見守っていてください。
kindleやkoboで盛り上がってきたとはいえ、まだまだ普及率が低い電子書籍。まだ電子書籍端末を持っている人や、電子書籍をかったことがあるという人は少ないはずだ。それにもかかわらず、わずか9冊で年収1千万円を超えるとは…。今後もどんどん作品を出していけば、右肩上がりで収入が増えていくことだろう。
電子書籍業界の高い市場成長率とは対をなすように、紙の本は衰退の一途をたどている。
近いうちに出版会社と書店は倒産ラッシュが起こるのではないか。
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