【炎上】フジテレビの27時間テレビが放映したTEDはライセンス無許可だった。TED関係者が激怒中
netgeek 2015年7月29日
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まずTEDとは、カナダのバンクーバーの非営利組織が運営しているカンファレンスのこと。
各分野の著名人が赤いロゴを背景にプレゼンを行うことで有名で、これまでビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズもプレゼンターを務めたことがある。きっと日本人も一度は見たことがあるという人が多いだろう。
さて、27時間テレビはこのTEDについて、お笑い芸人たちがテレビに対する苦言と提案を遠慮なくプレゼンする企画として活用した。
略称の意味こそ、「テ(T)レビがえ(E)らいことなってるけど、ど(D)ーすんの?カンファレンス」となっていたが、「TED」という呼び方とロゴは同じ。テレビを見ていた人たちは誰もが許可を得ていると思ったはずだ。
しかし、放送後に「TED関係者が怒っている」という噂が立ち始めた。
どうやら、フジテレビは無許可でTEDのロゴと名前を使い、商標権を侵害してしまったようだ。この事実はマスコミが報じるよりも早く、FacebookやTwitterといったソーシャルメディアで拡散されていった。
ちなみにTEDはライセンスに非情に厳しいことで有名。
過去には灘高校が学園祭にてパロディイベントを行ったら速攻でクレームが来たという話もあるほど。それにもかかわらずフジテレビはうかつにも全国放送で、しかも生放送で取り返しのつかない大失態を犯してしまったのだ。
ソーシャルメディアでは現在もどんどん噂が拡散中。
「訴えられるな」「フジテレビのコンプライアンスってどうなってるの?」「テレビ局って高学歴の集まりなのにこんな常識もないのか」などと批判が集まっている。
TEDのガイドラインには「TEDのロゴを勝手に使用しないでください」「改変もしないでください」「使えるのは公認パートナーのみです」と明記されている。
また、TEDの公式HPではパートナーについて調べることもできるようになっており、netgeek編集部が検索をかけたが、残念ながらフジテレビ関連の名前は見つけることができなかった。
皮肉にも、ロンブー田村淳のプレゼンは「コンプライアンス」という言葉から始まっていた。
淳は、法令遵守が強く叫ばれるようになってから事前のルールづくりが厳しくなったため、我々は自由に動きにくくなったと主張する。その結果、規制の緩いネットに比べてテレビは保守的で刺激が薄く、つまらなくなった。これがテレビ離れが起きたメカニズムだったのだ。
淳は声を大きくして叫ぶ。「僕たちはルールの外に出ないといけないんです」。その結果がこれか…。フジテレビ、めちゃ×2ピンチってるッ!
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