マクドナルド、サラ・カサノバ社長の「原点回帰でスマイル0円を復活させる」に消費者苦笑い
netgeek 2015年5月23日
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業績低迷が深刻化し、ついに長年社長を務めた原田泳幸氏を追い出した日本マクドナルドはサラ・カサノバ社長の指揮のもと、経営改革に乗り出している。
サラ・カサノバ社長「5/25をマックスマイルの日と定めて、この日から抜本的な店舗改革を行う!まずはスマイル0円を復活させる!」
日本マクドナルドが公式サイトにて発表したリリースによると、お客様を笑顔にしたいという願いを従業員一同で再度確認するためにスマイル0円をメニューに加えるという。
これまで一部の店舗ではメニュー表のデザインの都合により、表記がないところもあったが、今回は完全に全店舗で表記する。
また同時に、野菜を食べたいという顧客の意見を取り入れて「ベジタブルチキンバーガー」と「モグモグマック」を新レギュラーメニューに追加。
この新たな試みは吉と出るか凶と出るか。マクドナルドは以前から指摘されている「価格帯を他社が追随できないくらい激安にする」か、「価格は高めでも味がとびっきりいいものを提供する」というポジショニングの再転換では責めないようだ。
また5/25のマックスマイルの日からは、パッケージにはオリジナルマックスマイルロゴが登場する。
しかし、問題は接客サービスや製品ラインナップなどという話ではないと思うのだが…。消費者は相次ぐ食の問題を目の当たりにし、ファストフードであるマクドナルドを信用しなくなっている。
失った信用を取り戻すのには時間がかかる。それならば、牛丼チェーン店のように激安路線で攻めてみてはどうだろう。
ターゲットは安全性を気にせず、とにかく安さを求める客だ。これこそがマクドナルドの原点回帰ではないか。スマイル0円なんてどうでもいい。