【orの発想よりもandの発想】堀江貴文「何かを決めるってことは他の選択肢を捨てるってことじゃない!全部やればいい」
netgeek 2015年1月23日
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大学3年生でありながら起業した人からの質問。将来はITサービスをつくりたいと思っているが、このまま儲からないベンチャーを続けるのか、一度就職してノウハウを身につけるのかどちらがいいでしょう?
質問者は現状では特に熱を上げているサービスもなく、もし就活するとしたら新規事業などに挑戦させてもらえる会社でITサービスをつくる経験を得たいという。そこで、質問。「堀江さん、今の事業を続けるべきか、就職すべきかアドバイスをください」。
これに対してホリエモンの答えは「就活なんてバカバカしいことせずに、もがき続けろ」というものだった。
「まあ私は就活とかバカバカしいのでやりませんけど。今の会社を続けていたらやりたい事業に巡りあうかもしれないし、会社を複数掛け持ちしてもいいだろうし」。
何で大学3年になると就活するの?強迫観念があるからなのか、世間から白い目で見られるのが怖いのか…理解できない。
堀江「僕は全く考えてなかったですよ。就職するなんて」
松岡宏行「僕この人の考えがすごくよく分かりますよ。色々な可能性を残しておきたいんですよ」
松岡「堀江さんは迷っている状態が楽しいってことないんじゃないですか?」
堀江「全くないですね。だって、A子と付き合う、B子と付き合う、C子と付き合うでいいじゃないですか」
松岡「それすごいですね。決めるっていうことは他の選択肢を捨てるっていうことじゃないですか。可能性として残しておきたいんですよね。迷ってる状態が気持ちいいんですよ」
寺田有希「そうですか?私は決める勇気がないんじゃないかなって思うんです。迷ってる自分が楽しいわけじゃなくて、決められないのかなって」
松岡「いや、決めるとさ、他を捨てるってことじゃない?」
堀江「違いますよ。大丈夫です。決めなくていいんですよ。全部やればいい」
寺田「3人の意見が割れてる(笑)」
堀江「捨てなくていいですよ。だって僕実際捨てなくてよかったですもん」
堀江「大丈夫だよ大丈夫!自信を持て!」
寺田「誰の意見にのるかはあなた次第です」
動画はこちらから。
3人の考えをまとめると、松岡「選択肢がたくさんあって可能性がある状態が楽しいんだよね」、寺田「というよりも、決めるのが怖いんですよ」、堀江「は?意味不明。迷ったときは全部やればいいじゃん」。
ホリエモンは「orの発想」よりも「andの発想」を大事にするということなのだろう。
書籍「ビジョナリー・カンパニー」によると卓越した業績をあげた会社を分析すると、何かを決める際に一つだけ選ぶのではなく、どうやったら両立できるのかという「andの発想」を大切にするカルチャーがあったという。ホリエモンが伝えたかったのはこのandの発想だったのではないか。