【速報】Facebookが釣り記事排除に乗り出した!新たな2つの基準「滞在時間とユーザーのリアクション」をアルゴリズムに追加
netgeek 2014年8月26日
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参考:News Feed FYI: Click-baiting
http://newsroom.fb.com/news/2014/08/news-feed-fyi-click-baiting/
釣り記事問題
これまでFacebook運営には「スパムが多くて見たい記事が流れてこない」という苦情が多数寄せられていた。思わずクリックしたくなるようなタイトルと画像が使われた釣り記事はクリック数が多くなり、その結果、自然とリーチも増えるがユーザーが見たいものを提供できていないのが問題だったのだ。
▼釣り記事の一例。
「昨夜レッドカーペットの上で喧嘩したスターは誰でしょう。答えを見るにはクリック」
Facebookでの集客が上手なニュースサイトやバイラルメディア運営者はアルゴリズムをよく理解したうえでこのような釣り記事をつくり、クリック数を高めることでリーチを伸ばしていたのだ。ソーシャルでの集客が重要になった昨今はSEOならぬSMO(ソーシャルメディア最適化)という言葉も生まれるほどだった。
釣り記事は滞在時間とユーザーのリアクションで見抜く
では、Facebook運営としてはSMO対応した釣り記事をどうやって見抜き、対処すればいいのか。一つはリンク先の滞在時間を図ることだ。ユーザーはクリックして出てきた記事が興味がないものならすぐにFacebookに戻ってくるはずであり、価値がある記事ならじっくり読むはずだ。運営チームはニュースフィードにあるそれぞれの投稿の価値ランクを測定し、アルゴリズムに反映させることにした。
もう一つの方法はユーザーの反応、つまりクリック数に対するシェア、いいね、コメントの割合を見る方法だ。釣り記事ならば多くの人がクリックしてもシェア、いいね、コメントする割合は低くなる。
新しいアルゴリズムがいつから導入されるのかはアナウンスがなかったが、もしかするとすでに反映されているのかもしれない。netgeek編集長はかねてより検索対策については「SEO対策をしないのが最強のSEO」という持論を持っていた。今回のSMOについても、サイト運営者としては小手先のテクニックなど使わず、ただ良質なコンテンツを作ることだけに注力しておけばいいだろう。
【おまけ】
Facebookがニュースフィードをどのように配信しているかを解説した動画。いいねを押されたら+5点、コメントがされたら+10点など裏のアルゴリズムが分かる。