焙煎工場が併設されている遊園地(?)「スターバックスリザーブ」に行ってみた
netgeek 2021年7月17日簡単に言えば「高級スターバックス」。まだ店舗こそ少ないものの、絶大な注目を集めるスターバックスリザーブを訪れてみた。
チャーリーとチョコレート工場を彷彿。
目黒区(〒153-0042 東京都目黒区青葉台2-19-23 中目黒駅 徒歩14分、池尻大橋駅 徒歩14分)にあるSTARBUCKS RESERVE(R) ROASTERY TOKYOはなんと4階建て。
正面には旧式の人魚モチーフのロゴと星とRでできたスターバックスリザーブのロゴがデザインされている。大きなガラス扉は取っ手が木製になっており、開けるだけでドキドキ。遊園地に来たような気分だ。
コロナ禍ということでまず検温。足を踏み入れるとコーヒーの良い香りが漂ってくる。
この店舗は焙煎工場が併設されており、ダイナミックに動く機械を見ることができる。ハワード・シュルツ元CEOは「チャーリーとチョコレート工場をイメージした」と語っている。
オープン当初は数時間待ちで整理券が配られたりもしていたが、今ではすんなり入れる。それでも店内は賑わっているという印象。
コーヒー豆は店内に張り巡らされたパイプを通して各フロアに送られるようだ。じっと観察していると実際に豆が輸送されている様子も見ることができた。
階段とエレベーターがあり、フロアごとに商品が分かれている仕組み。
1階:コーヒー
2階:紅茶
3階:バー、テラス席
4階:箱詰めライン、イベントラウンジ、テラス席
工場としての稼働音が大きいので1階はけっこう機械音で騒々しい。それでも会話には困らない程度。
階段で地下に下りてトイレに行ってみた。ほんのり薄暗くとても綺麗なうえ音楽が鳴っており、すごく良い雰囲気。トイレは是非とも立ち寄るべきだ。
案内表示のデザインも目を引く。
すごくおしゃれ。
中央は吹き抜けになっており、爽快な景色を楽しむことができる。
ずらっと壁に並べられたのは商品パッケージ。華やかで綺麗。
2階で紅茶を頼むことに。スターバックスのスマホアプリでモバイルオーダー&ペイを使えば注文カウンターに並ぶ必要がなく、受け取りカウンターに直接行けばいいので楽。商品メニューも見やすい。
どれにしよう…。店内を見渡すと抹茶を頼んでいる人が多い。
どれがいいのだろう…。
マジェスティックチャイウーロンティー(825円)なるものを頼んでみた。
カードつき。今まで飲んだ紅茶の中でダントツで一番美味しい。一口飲んだだけで華やかな香りが広がる。
紙のコースターは厚めなので持って帰って何度も使えそう。
豆知識の解説もあり。
バナナのタルトも頼んでみた。味は美味しいけどマジェスティックチャイウーロンティーの感動的な美味しさには劣る。他の店でも食べられそうではある。
続いて1階に移動してコーヒーを飲むことに。クーポラチョコラートが最も魅力的。「チョコレート」じゃなくて「チョコラート」。
ドリンクも普通のスターバックスにはないメニューがたくさんある!コーヒーチェリートニックとオランジェリーコーヒーの見た目が綺麗。
普通のコーヒーが飲みたい人は「クローバー」を選べばよい。これはスターバックスが導入している高価なコーヒーメーカーを意味する。2008年にスターバックスがクローバー社を買収したのでここでしか味わえないというわけだ。
クローバーはショート1,012円、トール1,056円、グランデ1,100円とかなり高い。普通のスターバックスなら300数十円程度のはずなのに…。
トールを頼むとスターバックスリザーブオリジナルのマグカップで出てきた。これは店内でも売られているものだ。一貫してどの店員さんも愛想がすごく良くてさすがスターバックスという印象。
席に着いてから飲んでみると味がとても良く、これならブラックで飲めるという人も多いだろうと思えてくる。缶コーヒーのブラックなんて偽物の論外だ。今まで飲んだコーヒーの中で一番美味しいという感想。
エスプレッソも飲んでみたかったが、今度また来たときにしよう…。
フードとドリンクの値段は高めで庶民には痛い出費だが、入場無料の遊園地に来たと考えればトータルではコスパ良く楽しめる場所であることは間違いない。
なお、今のスターバックスが出来上がるまでの歴史についてはハワード・シュルツ氏のスターバックス成功物語がおすすめ。元々はコーヒー豆を売っていたスターバックスに営業マンのハワード・シュルツ氏が出会うことで居心地の良さを重視するカフェへと変貌を遂げていく。