ノースサファリサッポロ「助けて!コロナで存続の危機」 クラウドファンディングのリターンが独特
netgeek 2020年6月5日
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注目すべきはリターンだ。
設定された目標金額は2,500万円で現在は41%集まっている。かなりの金額なのにすでに1,000万円超集まっているところがすごい。なお、今回は目標金額に達しない場合でもリターンは実行されるタイプのキャンペーンだ。
北海道にあるノースサファリサッポロは138種類、約500頭を抱えるふれあい体験型動物園。新型コロナウイルスの影響で休園を余儀なくされ、園の存続が危うくなっているのだという。
開催されるイベントが楽しそう。
けっこう近い距離で見られるのも嬉しい。
動物園としては収入が途絶える休園中もエサ代と冷暖房費、施設管理費、人件費がかかってしまうのが悩みどこと。
そこで今回のクラウドファンディングを決行するに至った。
リターンは豊富に用意されているので中でも注目すべきものを紹介したい。
【3,000円】開運お守り ご希望の物1個(ヘビの抜殻・フクロウの羽根・ライオンの毛)
【3,000円】ビーバーが齧った木で作ったコースター
【7,000円】動物の足跡Tシャツ ご希望の物1着(ミニブタ・ペンギン・ミーアキャット・カピバラ・ハナグマ)
【7,000円】動物が描いた絵 ご希望のもの1個(サル・オットセイ・ヤギ)
【70,000円】ライオン ダメージジーンズ
最も気になるのは最後の「ライオン ダメージジーンズ」という謎のもの。これはノースサファリサッポロのライオンたちが爪や牙でひっかいたダメージジーンズでサイズはS・M・L・XLが用意されている。
製作中の様子も公開されており、なかなか魅力的。ジーンズが好きな人にとってはたまらないこの世に一つしかない一点物だ。
動物に仕事をさせてリターンを生み出すという方針がユニーク。窮地に陥ったときでもこのようなアイデアを考案して実行できる人は優秀だ。