引っ越しで捨てられた犬のキューピッド、誰もいない家にしがみつく
netgeek 2020年2月24日
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家族は引っ越していったのになぜか犬だけが取り残されている。近所の人は悲しい事情を知っていた。
もう数週間も玄関にいる。
首輪のついていないこの犬はキューピッドという名前で元は飼い犬らしい。情報を集約すると、元の飼い主がこの家でキューピッドを飼っていたのだが、引っ越しを機に捨てていってしまったようだった。
キューピッドは捨てられたということを受け入れられず、もう数週間もこの家に執着している。
玄関の前で横になったり、なんとかドアをこすって中に入ろうとしたりする様子が目撃された。
近所の人は保護団体であるスペランザ・アニマルレスキューのジャニーン・グイドさんに連絡し事情を話した。
とりあえず安全な場所に移動させなくては…。捕まえようとしたが、キューピッドは警戒心が強く、スタッフが近づくと逃げてしまう。食べ物をあげても警戒したままだった。
もっともジャニーン・グイドさんは犬と信頼を築く自信があったようだ。
「すべてはうまくいくと説明しました。何をしようとしているか話せば分かってくれるのです」
その後、無事捕まえることに成功した。保護施設に移ったキューピッドはまだ家族を失ったことに傷ついており混乱しているようだが、新しい環境にはずいぶんと慣れた。
現在は里親を探している最中。次は親切な人間に出会えることを祈りたい。