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「5羽」は「ごば」が正解?小1のテストの採点に疑問

netgeek 2019年11月16日
 

小学1年生の娘が奇妙な答案を持ち帰ってきた。大人でも疑問に感じる先生の採点は果たして正しいのだろうか?

「5羽」の読み方は何?

普通ならば「ごわ」と読むこの漢字。まだ小学1年生ということで漢字ではなくひらがなで回答したのだが、先生は正解にしつつも「ば」と直している。果たして本当に「ごば」と読むのが正しいのだろうか?

この画像をアップしたのは塾の口コミサイト「ジュクサガス」を運営してる会社の代表者。やはり教育に関わる仕事ということで特に気になったのかもしれない。投稿はTwitterで拡散され、色々な意見が飛び交った。

ネット上の反応

・「ごば」は聞いたことがない

・先生より娘さんのほうが正しい気がする

・問題文に「2わ」とあるのは関係ないの?

・「ごば」が正解なのかな?

・先生の「ば」に上からバツつけたい

・先生の国語能力がやばい

・掛け算の順番と同じような揚げ足取りだ

気になって調べたところ、2011年のYahoo知恵袋の質問にどんぴしゃなものが見つかった。「一羽、二羽・・・・何羽?の数え方」という質問で、回答者は小学館「数え方の辞典」の217ページを参照して解説している。

※著者は中央大学商学部の飯田朝子助教授と名古屋大学大学院文学研究科の町田健教授

回答が長いので簡潔にまとめると以下の通り。

・h音で始まる助数詞は、前に来る数詞によってh、p、bという3つの音形をとる

・テストの模範解答、アナウンサー界では「羽」の読みは「ぱ、わ、ば」が認められている

・ところで「10羽」は本来的には「じっぱ」が正しい読み

・しかしながら現代的には「じゅっぱ」と読んでも不正解ではない

・同様に「羽」はもともと「はha」なのに現代ではもっぱら「わwa」となっている

・結論としては「羽」の読みは「わ」でも「ば」でも「ぱ」で間違った日本語ではない

ということで娘の回答「5わ」は決して間違いではないことが判明。言葉の変化をどこまで許容するかは人によって違うので難しいところ。

例えばもともと「ヤバイ」はネガティブな意味として使われる言葉だったが、現在はポジティブな意味でも使われるようになり、国語辞典も時代にあわせて改定された。

きっと先生は厳密な流派に属する人ということなのだろう。

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