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大塚家具の久美子社長と勝久元会長が和解へ

netgeek 2019年4月26日
 

大塚家具の久美子社長(51)が父である勝久元会長(75)に和解を申し入れた。勝久氏はすでに和解を受け入れていると思われ、「生きているうちに会えて良かった」とコメントした。

気になるのは経営体制の変化。

大塚家具は創業者である勝久氏を追い出すような形で娘の久美子社長が実権を握ったのだが、その後の経営改革はうまくいかず株価も低調なまま。このタイミングでの和解で再び勝久氏が代表に返り咲くことも考えられる。

久美子社長は職人を応援する「スローファニチャーの会」を立ち上げ、その名誉会長の就任をお願いする意図で勝久氏を訪問。久しぶりの面会について次のように語った。

「4年という時間を感じさせることなく、自然な感じで言葉を交わせたんじゃないかと思います。元気そうに拝察したので良かったと思います」

▼最近は中国企業との提携を進めている久美子社長。

勝久氏は現在「匠大塚」という別会社を立ち上げて代表取締役会長を務めている。

▼匠大塚HP。

中価格帯を狙う大塚家具とは一線を画し、高価格帯の高級路線でうまくいっているようだ。

㈱大塚家具、過去10年の株価推移

久美子社長に交代してから期待が集まって株価が急上昇したものの、打開策が見つからず株価は下値を探る動きに。やはりニトリ、IKEAにシェアを奪われている現状は厳しい。あえて違うポジショニングを狙おうとしても売上はついていかず、もはや「中価格帯のニーズはない」とも言われ始めた。

小売店として付加価値を生むのは難しく、それどころか大塚家具には「親子喧嘩した会社」というイメージがついてしまった。今回の和解で経営改善につながる動きは生まれるだろうか。今後の動きに注目が集まる。

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